【前回までのあらすじ】 「キンクマハムスターの女の子、さくぽんの元に大好きなお父さんが亡くなったという知らせが届きました。 さくぽんはお父さんの家に行き、お父さんからの手紙をおばあちゃんから受け取り、葬儀を済ませて帰ってきました。 そしてまずはお父さんの戸籍謄本を取得して、お父さんの相続人がさくぽん一人であることを突き止めたのでした。」 お父さんの相続人はさくぽん一人・・ということは、お父さんの相続に関する一切のことはさくぽん一人で行うことになります。 とにかくやる事がいっぱいで、プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、大好きなお父さんのために、さくぽんはやり抜く決意を固めました。 次に着手するのは、相続財産の確定です。几帳面なお父さんは、預金通帳や証券類を区分けしてまとめておいてくれました。 さくぽんはそこに書かれている会社の電話番号を知らべて、問い合わせの電話をかけてゆきました。