(CNN) 早ければ5月以降、英首都ロンドンの移動は、東西を結ぶ新高速鉄道によって利便性が飛躍的に向上する――。 「クロスレール」として知られる「エリザベス線」が開通すれば、カナリーワーフからヒースロー空港までの所要時間はわずか38分。現在、地下鉄では少なくとも1時間、タクシーでは通常の交通量でもその約2倍の時間がかかることから、それが大幅に短縮されることになる。 新列車の最高時速は約145キロ、定員は1500人で、座席数は450席。ロンドン中心部の地下を走行し、ドックランズや金融街シティ、ショッピングと演劇の中心地ウェストエンド、ヒースロー、そしてロンドンへの通勤圏であるエセックス、ケント、テムズバレー方面にも乗り入れる。 エリザベス線の総延長距離は約100キロメートルで、ロンドン中心部を通る約42キロメートルの新トンネルを中心に構築され、世界で最も密集した都市のひとつであるロンドンの地