近年、不漁に苦しむ八戸港で、今季も漁獲量の減少が顕著だ。直近の10月は数量、金額ともに過去10年間で最低。特に大中型巻き網船によるサバやイワシの水揚げが極端に少なかった。水産関係者は「こんな年は経験したことがない」「盛漁期はいつになるのか」.....
福島県の水産業者が販路拡大に挑んでいる。百貨店向けを開拓したり、新商品を開発したりして消費者を引き付ける。東京電力福島第1原発でたまり続ける処理水の海洋放出が来春以降に迫るなか、「処理水や風評を販売低迷の言い訳にしない」と奔走している。干物製造の丸源水産食品(いわき市)は百貨店など小売業者向けの販路を開拓する。地元産のメヒカリ、カレイなどを独自製法で仕上げた「縄文干し」を歳暮・中元ギフト、カタ
Text by Steven Lee Myers, Agnes Chang, Derek Watkins and Claire Fu 中国では、富裕層の拡大で海産物への国内需要が急騰する一方、自国の海洋資源は枯渇の危機に直面している。国営の水産企業は遠くアフリカや南米にまで出向いて漁をするが、その規模の大きさから外交的な摩擦や地元漁師の反発を招いている。 南米沖の中国漁船の不穏な動きを追跡した米紙の調査報道をお届けする。 南米エクアドルに属するガラパゴス諸島沖の豊かで多様な生態系は、何世紀にもわたって地元の漁師たちを魅了してきた。だがいま、この海は強大で貪欲なハンターの脅威に直面している──中国だ。 本国から何千キロも離れたこの海域で、中国の商業漁船がエクアドルのEEZ(排他的経済水域)の境界線に接する頻度が増えている。 2016年以降、南米沖の中国船団はほぼ通年、操業している。魚群を追っ
回転ずしブームで人気に 回転ずしなどでおなじみのサーモンの人気が、一層高まっている。主産地のノルウェーでは、沿岸での養殖を中心に活発に生産され、昨年は日本への輸出も過去最高に。一部の業者は、イクラの生産にも乗り出したといい、期待が膨らんでいる。(時事通信水産部長 川本大吾) 北極圏の養殖場で育てられたノルウェーのブランド魚「オーロラサーモン」=2022年10月29日、東京都内【時事通信社】 ノルウェーは水産物の輸出大国。30年以上前から日本へサーモンを輸出しており、いけすから水揚げ後、内臓や頭などを取り除いて空輸する。同国通商産業水産省所管の「ノルウェー水産物審議会」(NSC)によると、2021年の日本へのサーモン輸出量は、内臓や頭などを含めた原魚換算で約5万トン。10年前の11年(約3万4000トン)に比べ5割ほど増加し、過去最高を記録した。 日本では1990年代半ばまで、サーモンの人気
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