2022年8月30日更新 2022年9月1日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにてロードショー ギョっとするほどの秀作 「のん=“さかなクンの分身”役」という仕掛けが大成功さかなクンの半生を映画化。そんな無理難題にも見えるものを、ギョっとしてしまうほどの秀作に仕上げてしまう。沖田修一監督の手腕に脱帽だ。完成した作品は「横道世之介」を想起させる仕上がり。笑えて、泣けて、最後に背中を優しく押してくれる。「明日への活力になる映画」と言えるだろう。 原作は、さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」。子どもの頃からお魚が大好きだったさかなクンがたくさんの出会いの中で“さかなクン”になるまでが描かれている。ここに沖田監督は、ユーモアたっぷりのフィクションを織り込んだ。 そして出来上がったのが、のんが演じる“さかなクンの分身”ミー坊の物語。 ミー坊は「男か女かは、どっちでもいい」と
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