更新日:4月20日22時48分
2023年2月3日、日付が変わるギリギリで思い出した豆をひとりで、鬼のお面をしながら、四方八方にまき散らしていたときでした。鬼みずから。少子化。 「岸田奈美さんのエッセイが、難関中学の今日の入試問題に出ました!」 なんですって! 調べたところ、東京の筑波大学附属駒場中学校だった。都内……偏差値……1位……!? 昨年は、京都大学医学部の入試でミャンマー行きのエッセイを、灘中学校の模試でバズった母のエッセイを使ってもらった。偏差値が、偏差値が軽々とスキップでわたしの頭を飛び越えていく。 出題されたのは、光村図書「飛ぶ教室 第65号(2021年4月発行)」に寄稿し、「ベスト・エッセイ2022(2022年8月発行)」に転載されたエッセイ。 ダウン症の弟が、ガラスを割った罪を、近所の子どもからなすりつけられそうになったときのこと。なつかしい。 設問も一緒に、読ませてもらったから、解こうとした。 結果
のん 私、あまり壁を感じたことがなくて。そもそも何かに挑戦するときはハードルを低く設定するよう心掛けているんです。あらかじめ越えられる程度の低さに設定しておけば、「えいっ!」と飛び込みやすいし。 いざ物事を始めたら始めたですごく集中しちゃうから、途中で「これは壁だ」とも感じなくて。ちょっときつくなったら、美味しいものを食べて、いったん寝て、すっきりしてから取り組むと何とかなるし(笑)。結構マイペースですね。 ――以前のインタビューで、「喜怒哀楽の“怒”の感情は飼い慣らして付き合う」と語っていたのも印象的でした。 のん そうそう。怒りの感情って、私の中では結構お気に入りの感情なんですよ。 ©文藝春秋 撮影/鈴木七絵 ――お気に入り? のん 怒りも日常のスパイスに変えられるから。日常のなかでイラッとしたら一緒にいる人に軽くひじ鉄をするとか、動物みたいに「ウーーッ!!」とうなって見せるとか(笑)
演劇で読み込む日本と韓国それぞれの文脈――「God Bless Baseball」をめぐって 木村幹(政治学者)×岡田利規(演劇作家・小説家) 文化 #SYNODOS演劇事始#God Bless Baseball 今年9月、韓国・光州に国際的な文化拠点としてオープンした「アジアン・アーツ・シアター」のオープニングフェスティバルで、岡田利規作・演出の「God Bless Baseball」が上演された。日韓共同制作である本作のモチーフは両国の国民的スポーツである野球。その物語は、日韓の背後に見え隠れするアメリカという存在を浮かび上がらせる。神戸大学教授で朝鮮半島地域研究を専門とする政治学者の木村幹氏はこの作品をどう見たのか。岡田利規氏との対談をお届けする。(構成/長瀬千雅) 登場人物 女子A(日本語) 女子B(韓国語) 男(韓国語) イチロー?(日本語) 〈声〉(英語) A あの、これわたし
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