冬の土用にあわせて、古くからうなぎ料理で知られる静岡県三島市で、冬にうなぎを食べて寒さに負けない体力を付けてもらおうと、「うなぎまつり」が開かれています。 この「うなぎまつり」は、三島市のうなぎ料理店で作る団体が毎年、冬の土用にあわせて開いています。会場の三島商工会議所の広場では、市内のうなぎ料理店の職人たちが手際よくうなぎにたれを付けてかば焼きを焼いていきました。 三島市のうなぎは、調理の前に富士山の湧き水に数日間さらして泥臭さを取るのが特徴です。 うなぎ弁当は稚魚の不漁の影響で、去年より200円値上げして1500円で販売されましたが、それでもふだんの半額ほどとあって、長い行列ができていました。 主催した三島うなぎ横町町内会の関野忠明会長は、「仕入れ価格の高騰で苦しい面もありますが、多くの人に三島のうなぎを味わってもらいたいです」と話していました。