当社(ゲームエイジ総研)が毎月発行している『Monthlyゲーム・トレンド・レイティング』では、SNS別の動向や、それぞれの主要コンテンツ別のアクティブユーザーを月次でトラッキングしています。今回は、その最新データとなる9月度のデータの中から、いくつかの情報をご紹介いたします。 【図1】は、主要SNS(Mobage/GREE/ハンゲーム/mixi/Facebook/アメーバピグ)の9月のMAU規模と男女比を示したものです。円グラフの大きさは各SNSのユーザー規模に合わせてあります。9月中、最もMAU規模が大きかったSNSは、413万人のMobageでした。2位は299万人のGREEで、昨今のソーシャルゲーム市場を牽引する、ゲームサービスを主体とした2大SNSが他の4つのSNSを大きく上回っています。当社(ゲームエイジ総研)ではこのMobageとGREE、それからハンゲームを含めた3つを“
コナミのCareen Yapp氏は、gamescom 2012のパネルディスカッションにて、ソーシャルゲームパブリッシャーとしての売上が1位のジンガに次ぐ世界2位であると語りました。 昨年のコナミのソーシャルゲーム事業の売上は367億円でした。一方1位のジンガ(『FarmVille』『CityVille』などの開発会社)は11億2000万ドル(1ドル=79円換算で884億8000万円)と、売上高の単純比較では2倍強の開きがあります。なお、ジンガはフェイスブックをプラットフォームにするゲームが主で、ワールドワイドに展開している一方、コナミはほぼ日本の市場のみでの売上になっています。 しかし、ジンガはソーシャルゲーム事業のみでこれだけの売上がありながら、今年の報道にもあったように、今年4〜6月期の決算では3844万ドルの赤字を計上しています。 現在、ソーシャルゲームの世界展開を考えるコナ
株式会社ボルテージが、同社オリジナルのプラットフォーム「女子ゲー」をリリースし、『ダーリンは芸能人 by 女子ゲー』と『Love&Job!オトナの事情 by 女子ゲー』の2タイトルの提供を開始した。 「女子ゲー」は基本プレイ無料の女性向け「恋ゲーム」のプラットフォームで、ユーザーは会員登録をしなくても1ヶ月間遊ぶことができる。またFacebookアカウントでの登録も可能で、ユーザーはより気軽に「恋ゲーム」を楽しむことが可能。 まずはiPhone /Android / ドコモ フィーチャーフォンへ対応し、8月15日(水)よりソフトバンクモバイル フィーチャーフォン、8月16日(木)よりau フィーチャーフォンへの対応を開始する。
前回は、連載1回目ということで、現在のゲームマーケット全体を俯瞰したデータをご紹介しました。 今回は、注目を浴びているソーシャルゲーム市場にスポットを当てることにします。 冒頭から話が横道にそれてしまいますが、「プラットフォーム」とは何でしょうか? 前回のベン図はプラットフォームごとの勢力図をまとめたものでした。この場合の「プラットフォーム」は「ハードウェア」を意味します。このように、既存市場(パッケージ市場、あるいはゲーム専用機市場)においては、「プラットフォーム=ハードウェア」と置き換えることができました。 では、ソーシャルゲームの場合に「プラットフォーム」が指すものとは何でしょうか? この場合はスマートフォンやパソコンといった「ハードウェア」よりも、Mobage、GREE、mixiといった【SNS】単位でマーケットを捉えることが肝要であると私たちは考えました。 「プラットフォーム」の
今回から始まった「データでみるゲーム産業のいま」、どうぞよろしくお願いいたします。 記念すべき第一回は最新のゲーム市場全体を俯瞰するところから始めてみたいと思います。これは2011年11月現在のハード別のアクティブゲームユーザー数(※1か月間に1回以上ゲームコンテンツをプレイしたユニークユーザー数)をまとめたものです。 各プラットフォームの稼働台数と重複 ユーザーの重複を示したベン図 ベン図は上位3つのプラットフォームで作図しています。その他の各プラットフォーム同士のクロスは図表で確認して下さい。 ご覧の通り、[ゲーム専用機]と[パソコン]が共に約1,700万人で2大勢力を形成していることが分かります。ただし、[パソコン]に関してはプリインストールのカジュアルゲームなどのプレイヤーも含まれていますのでご注意ください。 それに続くのが[フィーチャーフォン(一般の携帯電話)]で682万人。注目
スマートフォンにてソーシャルゲームを作ろうとすると、HTML5を中心にブラウザで動作するもの、もしくはネイティブアプリでの提供ということになります。モバゲータウンやグリーはその両方をサポートしています。ネイティブアプリの作り方は既に文献も多数なのですが、HTML5となるとまだ十分とは言えません。この資料は必見です。 「HTML5@iPhoneゲーム開発」はディー・エヌ・エーのスマートフォン開発グループの岸弘倫氏が「DeNA Technology Seminar #3」での講演用に作成したものになります。同社では北米のMiniNation向けにiPhone『Pirate Nation』(海賊トレジャー)をHTML、CSS、JavaScriptで開発して提供していて、そのノウハウを凝縮したものです。 『Pirate Nation』は冒頭の括りで分けるとブラウザで動作するアプリということにな
日本デザイナー学院九州校と、姉妹校の日本ビジネススクール九州校による文化祭で10月21日、ソル・エンタテインメントCEOの神江豊氏は「ソーシャルアプリ市場と最新ソーシャルアプリの事例」と題して講演を行いました。 神江氏は最新タイトル『サッカー★魂!byGMO for mixi mobile β』(以下サッカー★魂!)の開発事例について、開発中のスクリーンショットや資料と共に解説。ケータイ向けソーシャルアプリ市場はまだ黎明期で、少人数によるアイディア勝負のゲーム開発ができると、醍醐味を語りました。 『サッカー★魂!』は11月18日からmixiアプリモバイルでβ版配信が始まった、サッカーチームの育成が題材の、ケータイ向けソーシャルアプリです。正式タイトルからもわかるとおり、GMOインターネットグループが主催する「アプリやろうぜ!by GMO プロジェクト」から生まれたタイトルとなります。
1年ほど前からアニメ業界で話題になっている動画共有サイトに、クランチロールがあります。3月28日までお台場・東京ビッグサイトで開催された東京アニメフェアでCEOのクン・ガオ氏に取材してきました。 本サイトは日本製アニメを中心に、さまざまな映像やゲームコンテンツを世界に配信しており、06年にサンフランシスコでスタートしました。最大の特徴はコンテンツホルダーから正規の許諾を得て、テレビアニメの同日配信を行っている点で、「NARUTO−ナルト−疾風伝」では日本での放映後、1時間後に英語の字幕付きで海外向けに配信されます。今年3月にはテレビ東京から75万ドルの投資を受け、日本との結びつきをさらに強めました。 その上でクランチロールがユニークなのが、Facebook上でソーシャルアプリ「NARUTO SHIPPUDEN THE OFFICIAL WEB APP」を展開している点です。プレイヤーは
Game Developers Conference 2010、一般セッション初日の木曜日の午前一発目で開催されたのは、スクウェア・エニックスの土田善紀氏と矢島友宏氏による「FINAL FANTASY XIII's Motion Controlled Real-Time Automatic Sound Triggering System」です。こちらでは発売されたばかりの『ファイナルファンタジーXIII』のサウンドシステムということもあって、多数の来場者がありました。 『ファイナルファンタジーXIII』で実装されたサウンドシステムの一つがMASTS(Motion-Controlled Real-Time Automatic Sound Triggering System)です。これは、ゲーム中のキャラクターの動きから、それによって発生する衣擦れや足音など挙動の音を自動で生成しようという試
ソーシャルゲームメーカーとして世界最大、実に2億人のユーザーを抱えるZynga。中でも『FarmVille』は牧場系ソーシャルゲームの原点であり、かつユーザー数も1億人を超える世界最大のソーシャルゲームです。GDC初日の「Social & Online Games Summit」ではZyngaのAmitt Mahajan氏が登壇し、「Rapidly Developing FARMVILLE: How We Created and Scaled a #1 Facebook Game in 5 Weeks」というタイトルで講演しました。 『FarmVille』は僅か5週間という開発期間の中で、11名のスタッフによって制作されました。プログラマーが6人、アーティストが2人、プロデューサー/デザイナーが3名という構成です。そんな『FARMVILLE』は運営開始から24時間で1万8000人のユーザ
オンラインソフトのダウンロードサイトとして国内ナンバーワンの地位にある「ベクター」。しかし近年は、その事業に占める割合は低下し、代わってオンラインゲームメーカーとしての顔が急成長を遂げています。OGC 2010のビジネス&トレンドトラックにて同社の梶並伸博社長が登壇し、その転身についてリアルな数字を用いながら赤裸々に語りました。 第一声として飛び出したのは「ソフトウェアのダウンロードビジネスが厳しくなってきた」との言葉です。ベクターは元々、インターネット黎明期に多く見られたオンラインソフトを付録にした雑誌の制作を目的として1994年に設立されました。その後、インターネットのオンラインソフトダウンロードサイト「ベクター」の運営を開始。2000年頃から急成長を遂げました。しかしながら、ブロードバンド環境が整備される中で、ソフトウェアをPC上で使う機会は減り、代わってSaaSやクラウドという言
パシフィコ横浜で開催されたシーグラフアジア2009で18日、セガは「ゲーム業界で生き抜くための陰の立役者─セガの社内トレーニング─」と題して、人材育成について講演しました。講演は3部に分かれ、第1部では新人研修、第2部では若手アーティスト向けのシェーダー研修、第3部では温故知新のユニークな研修が明らかにされました。会場はゲーム関係者以外に、教育関係者や学生で満席となり、関心の高さが伺えました。 ■新卒者向けの新人研修 第1部で講演したのはCS R&D事業部システムサポートセクション主任の康日準(カン・イルジュン)氏です。康氏によると、セガではコンソールとアーケード向けで、それぞれ個別の新人研修プログラムがあり、コンソールではグループトレーニングと職種別トレーニングを、合計1ヶ月間行うとのこと。最後に小グループに分かれてゲーム実習制作を行って終了です。なお研修期間中は社会人としての自覚を
9割が海賊版だった・・・iPhoneのゲームもコピー問題とは無縁ではないようです。 iPhone用ゲーム『Tap-Fu』はオンラインランキングの9割が海賊版だったとのことです。 『Tap-Fu』はiPhone用の格闘アクションゲーム。画面上にタッチで図形を描くことで様々な技を繰り出すことができます。 『Tap-Fu』を開発したSmells Like Donkeyは公式サイトにおいて、不正コピーに関する調査結果を公開しています。 『Tap-Fu』のオンラインランキングでは、スコアなどの基本的な情報と共に「デバイスID」と「Pirated Flag(海賊版フラグ)」を送信しており、この集計からオンラインランキングに参加した9割以上が海賊版だったと確認しているとのことです。 同社によれば10月16日の配信開始から40分で海賊版が登場し、オンラインランキングでは海賊版の割合が5
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く