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ブックマーク / note.com/a_kiyama (7)

  • ME:Iのデビューに寄せて/石井蘭さんのこと(再録)|木山映

    2023年12月30日のコミックマーケット103にて頒布した、石井蘭さんについての文章を一部加筆して転載します。「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」を経て今春ME:Iのメンバーとしてデビューする彼女を、Girls²ファンの立場からどのような気持ちで応援しているか、多少なりとも伝われば幸いです。 全文無料で読めますが、コミケにて頒布した際の価格を設定しています。 はじめに 2023年12月16日14時からTBS他で生放送された日プ女子の最終回、そのデビュー評価の現地観覧に参加して、目の前でパフォーマンスする石井蘭さんを見た時に僕が何を思ったか。「FLY UP SO HIGH」の歌唱をどのような嬉しさで持って受け止めたか。「CHOPPY CHOPPY」を見た時に感じた悔しさはなんだったのか。それをあなたと共有するための文章を書くのが、2023年を振り返るために自分に必要な

    ME:Iのデビューに寄せて/石井蘭さんのこと(再録)|木山映
    kalmalogy
    kalmalogy 2024/02/28
    あきやまさんの言語化能力に感心する
  • 20240213日記(手術入院していた/ジャンルフィクションとポップミュージック)|木山映

    雪が降り始めた日の空の色を、白色と呼ぶか灰色と呼ぶかはその時の気分次第だな。あるいはこれが空きチャンネルのTVの色なのかもしれない。日海側なら灰色って言っちゃうような気がするけどここは太平洋側だし。東京に雪が降りそれが溶け切るまでのあいだ、僕は手術入院していた。 早朝にスーツケースを引いて病棟に入った時にはまだ降雪がなかったのに、スマホスタンドや物入れをベッド周りに括りつける作業を一通り終えてパジャマに着替えた頃には、窓の外の風景が一色に塗りつぶされていた。地面と空が同じ色をしていたんだから、この日の空の色はたぶん白色だったんだろう。入院中、外気に触れるタイミングは一切なく環境は一定に保たれていた。しかし視覚的には大きな窓から常に外へと開いていた。 雪に埋もれていく景色を眺めながら、閉ざされているのに見ることができるからこそ、いま/これからの僕と、窓の外の出来事に何の関係もなくなったこと

    20240213日記(手術入院していた/ジャンルフィクションとポップミュージック)|木山映
    kalmalogy
    kalmalogy 2024/02/13
    “いつ響き出すかわからないのなら、あらかじめ読んでおくしかないし、聴いておくしかない”
  • 20230612日記(それは所作か表現か/YOASOBI「アイドル」を聴いた。)|木山映

    はじめるよーこれは作曲家とボーカリストの2人からなる音楽ユニットYOASOBIの楽曲「アイドル」を聴いた時に、僕が感じたことを書くための日記なので、まずはこの日記の中で扱われるアイドルという概念の整理の為に、M-1グランプリ2018から話を始めさせてください。 漫才という演芸M-1グランプリは、吉興業とABCテレビが主催する漫才コンテストで、結成15年以内のコンビ、ユニットに参加資格があります。2001に第1回が開催され、中断を挟みつつ現在も毎年開催されている大会です。 僕はお笑いにあんまり興味がないので全然見てなかったのだけど、清竜人主催の『MUSIC SHOW』を見に行った時に、ミュージカルのゲスト出演者として当時M-1優勝直後の霜降り明星(コンビ名)粗品(人名)がサプライズ登場して、まったく知らない人が大歓声で迎えられていたから若手2.5次元俳優か何かか……?と思ったのをきっかけに

    20230612日記(それは所作か表現か/YOASOBI「アイドル」を聴いた。)|木山映
    kalmalogy
    kalmalogy 2023/06/13
    筆者の圧倒的なインプット量と言語化能力に痺れている。
  • 20230113日記(カラオケとtiktok)|木山映|note

    現代演劇においては、伝えるべきことなど何もないのだと言うと、よく、ではお前は何のために芸術表現をやっているのかとお叱りを受ける。私は、その際には、次のように答えることにしている。 「伝えたいことなど何もない。でも表現したいことは山ほどあるのだ」 繰り返すが、伝えるべきものがないというのは、伝えるべき主義主張や思想や価値観は、もはや何もないということだ。だが、伝えたいことなど何もなくても、私の内側には、とめどなく溢れ出る表現の欲求が、たしかにある。平田オリザ『演劇入門』昨日友人から、駅前でNewDaysの窓ガラスを鏡代わりにしてダンスの練習している子たちがいたよとLINEが送られてきて、そういえば中野に住んでた10年前は毎日そういう子達を横目に見ながら帰宅してたなと思い出していた。 明かりの消えた建物の、窓ガラスを鏡代わりにして練習する姿は別に最近現れたものというわけではなくて、ダンスは他人

    20230113日記(カラオケとtiktok)|木山映|note
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    kalmalogy 2023/01/13
  • 20220629日記(タイアップユニット個人的なここ15年の脈絡)|木山映

    今日の日記は、コンテンツ語りを通してなにか他人に伝えたいことがあるとかではなく、普段同じようなものを見ている人たちには特に説明なく通じているけど、それ以外には全く伝わってないであろう個人的な脈絡について書く回です。と言いつつ、書いてるあいだに自分の気持ちが変化しない文章を書いてもしょうがないので着地点はまだ考えていない。 キッズ向けコンテンツを追う趣味がある。キャラクターやお話が好きというのもあるけど、コンテンツの周辺で起こることにどちらかといえば興味の軸があって、東京おもちゃショーや次世代ワールドホビーフェアのステージに出てくる、そのコンテンツの宣伝の為だけに結成されたユニットのライブ等は出来るだけ見るようにしている。のわりに声優関係は不案内なんだけど。 そういうふうに過ごしていたら10年経ってたので一旦軽く整理をしてからガールズ×戦士シリーズの話をしよう、という趣旨のはずが、いざ書こう

    20220629日記(タイアップユニット個人的なここ15年の脈絡)|木山映
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    kalmalogy 2022/07/06
    ガールズ戦士の話に辿り着かなかった!次回が楽しみですね
  • 20210308日記(シン・エヴァンゲリオンを観た。)|木山映(A-kiyama)|note

    えらくお行儀の良い結論を書いてしまう癖がある。だから見終わったその瞬間の感想でも、数日経った今の感想でもなく、このように書かれた文章でしかないかもしれないなと思うのだけれど、いつか振り返ることを考えたら自分の記憶力よりも書かれた文章のほうが遥かに信用できる気がするし、とりあえず僕が書きそうなことを書く。お話についてはあんまり触れない。 庵野秀明は僕にとってはアクターだったのだな、というのが理屈を整理してない頭に浮かんだことだった。思い出してみれば出演作である『恋の門』も『風立ちぬ』も『ラストレター』もわざわざ映画館で観たのに、監督作の『LOVE&POP』と『式日』を今まで観ようと思ったことがなかった。このままだと一生観ない気がしたので先週末に観てみたら、意外に『式日』はかなり好きな映画だった。その話はまた別の機会にしますが。 僕がエヴァンゲリオンに最初に触れたのは2000年に地上波放送され

    20210308日記(シン・エヴァンゲリオンを観た。)|木山映(A-kiyama)|note
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    kalmalogy 2021/03/15
  • 家虎はなぜダメなのか(二次創作同人カルチャーとMIX)|木山映

    コンテンツ消費者って言いたくないから、コンテンツ受容者、パフォーミングアーツに限るなら観客って書いたりする。自らが消費だけを行っていると思うのは、二次元のオタクでもリアルイベントに足を運び、鑑賞体験を得ることが増えた昨今では、いや、そもそもが成立しづらい見立てだからだ。現代における複雑な文脈を全部飲み込んでくれる便利な言葉はおそらく「オタク」なので、とりあえずそう置いて始めることにします。 オタク、コンテンツを受容する側が表現活動を行う営みは、二次創作同人カルチャーという形でそれなりの歴史性をもって行われてきた。海賊版との見分けが法的につけづらく、悪質性がない場合が多いから基的には見逃されてきているが、それでも判例がいくつか存在する程度には定期的に問題になる行為である。また、SNS上で作品発表を行うことに対する批判や、公式に明らかにされていない部分を深読みした個人の作品読解を元にした同人

    家虎はなぜダメなのか(二次創作同人カルチャーとMIX)|木山映
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    kalmalogy 2020/09/23
    “家虎は歴史性を一切放棄することによって成立しなおした、アイドルカルチャーとは連続性がないアニクラカルチャーとして、声優のコンサートに持ち込まれた”なるほどアニクラ経由することで文脈を失ったのか
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