東京・渋谷区は、同性のカップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する新たな条例案をまとめ、来月の区議会に提出することになりました。 区は証明書を持つカップルを結婚と同等に扱うよう区内の事業者などに求める方針で、条例が成立すれば全国でも例がないということです。 これは、渋谷区の桑原敏武区長が12日の記者会見で明らかにしたものです。 それによりますと、条例案では、同性愛や性同一性障害など、いわゆる性的マイノリティーの人たちの人権を尊重しようと、同性のカップルで区内で共同生活をしているなど一定の要件を満たした場合、区として「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行するとしています。 性的マイノリティーの人たちを巡っては、パートナーであっても結婚関係がないとして、行政機関での手続きが行えなかったり、手術に同意する権利が認められなかったりするなどの不利益が生じているということです。 憲法で