枝野幸男経済産業相は2日午前の参院予算委員会で、定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について「専門家による検討は済んだが、今の段階でその内容に納得しているわけではないし、国民に納得いただけると得心していない」と述べ、慎重に判断する考えを示した。 同原発の再稼働をめぐっては内閣府原子力安全委員会が安全評価(ストレステスト)の1次評価を了承しており、近く野田佳彦首相と枝野氏ら関係3閣僚が政治判断する見通し。野田首相も「安全性のチェックが最優先で、その観点を大事にしながら判断していく」と述べた。金子洋一氏(民主)への答弁。【坂口裕彦、笈田直樹】