1 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20160319/1458400385 の続き。 長い介護の末死亡した母親の遺骸は、腐敗して骨の浮いた状態で発見されたそうだ。遺骸を搬出するのが相当難儀だったそうだ。 だから葬儀に関する情報は俺にまで伝わらなかった。 介護に人生のほとんどを費やしていた長男は精神病院に入院していたそうだ。 長男は俺と同じ明治大学を卒業した後、ちゃんと就職できなかったみたいで、田舎に戻ってアルバイトを転々としていたようだ。 我が田舎には大卒の仕事はない。我が田舎では下手に大学へ進学すると人生を積むケースがわりと多い。この長男とは話をしたことはたぶんないが、俺と共通する要素が多いので同情する。 長男が卒業したのはバブル真っ只中だったろうが、だから平均値的には就職のための条件は良かったのだろうが、我が田舎は1950年代とあまり変わらない価値観と社会で