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ブックマーク / bokukoui.exblog.jp (65)

  • 追報:ネットで目に付く「歴史修正主義」書籍の広告について~三橋貴明を断捨離しよう | 筆不精者の雑彙

    近年の当ブログで、コンスタントにアクセスいただいている記事が、ネットでよく見かける怪しい広告について検討した、「ネットで目に付く「歴史修正主義」書籍の広告について」です。 この記事はもう3年近く前のものですが、あれから3年経っても事態はあまり変わっていません。ひところほどではないですが、ダイレクト出版の広告はやはり目に入ります。 前記事のコメント欄やツイッターでの反応で、ユーザーに合わせて広告は出される仕組みなのだから、単に観察した私が歴史系のページをよく見ていたから目についたのでは、という指摘がいくつもありましたが、多少の偏りこそはあれ、あれだけ広い範囲に長期間広告を掲載し続けているのですから、相当の広告費が投入され続けている≒歴史修正主義で「カモ」を釣る手法が利益を上げている、ということはいえるのではないかと思います。まことにうんざりする話ですが。 皆さんも youtube で、自動作

    追報:ネットで目に付く「歴史修正主義」書籍の広告について~三橋貴明を断捨離しよう | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2021/04/16
  • 伊藤隆太「『なぜ日本は真珠湾攻撃を避けられなかったのか』そこにある不都合な真実」への疑問 | 筆不精者の雑彙

    学術会議の問題についての記事も書き上げていないのですが、ネットで目に付いたとある記事に強い疑問を感じ、どうしても一筆せざるを得ない感を受けたので、ここにまとめておきます。

    伊藤隆太「『なぜ日本は真珠湾攻撃を避けられなかったのか』そこにある不都合な真実」への疑問 | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2020/12/13
  • 安倍内閣退陣に際し改めて考えなければならないこと | 筆不精者の雑彙

    「金曜日に首相が会見」というニュースがしつこく流れるのを週明けから聞いて、もしかして辞めるのか? いや期待してダメだったら凹むし……と私の心は揺れていたのですが、買い物に出かけてリアルタイムでテレビもネットも見られない状況だった28日の17時過ぎ、どうにも気になって落ち着かず、ガラケーで無理してネットを見たのですが…… まず最初に断っておけば、私は安倍晋三という政治家を全く評価しません、というか最低の政治家だと思っています。それは、まず何より彼が歴史修正主義に極めて近く、また日歴史修正主義を振りかざす人びとが彼を担ぐに熱心であるからです。歴史的な世界の成り立ちを尊重する立場の者として、これは全く容認できません。

    安倍内閣退陣に際し改めて考えなければならないこと | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2020/11/27
    ここでも言及いただいていた。
  • イタリアの国会議員定数削減国民投票に関して多少思ったこと | 筆不精者の雑彙

    先日のこちらのニュースに関連して思ったことを備忘としてまとめておきます。 ニュースとは、イタリアで国会議員の定数を大幅に削減する国民投票が行われ、賛成多数で可決されたというものです。主要な箇所を抜粋してみましょう。 イタリアで国会議員の定数削減の是非を問う国民投票が20~21日に行われ、開票の結果、賛成票が約7割となった。上下院あわせて945議席が、600議席に削減される。 イタリア内務省によると賛成は70・0%、反対が30・0%。投票率は51・1%だった。今後、下院は630議席から400議席に、上院は315議席から200議席に削減される。 議員定数の削減は、18年の総選挙で既得権益の打破を訴えて躍進し、同年に発足したコンテ政権で連立与党の一角となった市民政党「五つ星運動」が求めていた。主要紙レプブリカによると、今回の定数削減で、上下院合わせて年間約8200万ユーロ(約101億円)の経費削

    イタリアの国会議員定数削減国民投票に関して多少思ったこと | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2020/11/27
    言及していただき光栄です
  • 石川健治「学問の自由とは何か」書き起こし(日本学術会議の新規会員任命拒否問題についての資料) | 筆不精者の雑彙

    周知のように、今月1日に火がついた、日学術会議への新規会員任命に際し、うち6名の研究者を政府が任命せず、しかもその明確な理由を今に至るまで頑として明らかにしていないという重大な問題が、未解決のまま炎上し続けています。しかしいくら炎上しても、政府は木で鼻を括った答弁ばかりで真面目に答えません。世論も、もちろんこれはおかしいという人も多いのですが、同じくらい多くの人(しかも研究者を含む)が、「いつまで騒いでるんだ」「反日の中国の手先の連中を排除しただけ」「学者どもが利権を守ろうと騒いでやがる」「学術会議に入らなくたって研究できるだろう」「そもそも日学術会議自体が無駄」などと、政府が自己の行為の根拠を明確にしないという基の点から論点をずらし、とにかくお上に楯突くなんて怪しからん、と無体な「叩き」に走る事大主義を露わにしており、政府の姿勢に加えて今の社会そのものへの深刻な懸念を抱かざるを得な

    石川健治「学問の自由とは何か」書き起こし(日本学術会議の新規会員任命拒否問題についての資料) | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2020/10/30
  • 日赤ポスター問題をめぐる往復書簡(まとめ) | 筆不精者の雑彙

    さる10月、日赤十字の献血事業の宣伝ポスターに、『宇崎ちゃんは遊びたい!』というマンガのキャラクターを使ったものが一部で張り出されましたが、公共性の高い機関が行う宣伝としてはあまりに性的な表現が強すぎないかと批判を受け、日赤が指摘を踏まえて今後のキャンペーンでは対応を検討するとした一件がありました。概要はこちらの新聞記事にまとまっています(有料記事ですが、無料登録でも読めます)。私もこの件に関しては、公共の場に公的機関が出すポスターとしては不適切だろうと考え、そういった意見をいくつかツイッターでRTし、またこんな感想を述べました。献血ポスターの件は、すでに多くの指摘があるように、ポスターは作品の文脈から切り離されているので、余程有名な作品でない限り、その一コマで判断されざるを得ない。それでは煽りと胸しか印象に残らず、献血の宣伝にふさわしくないと思われても仕方ないだろう。内輪ネタを公共でや

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    kamayan 2019/12/08
  • ネットで目に付く「歴史修正主義」書籍の広告について : 筆不精者の雑彙

    四月になって新学期も始まりまして、小生も今年度から新たに始めた授業がいくつもあって、その準備に追われております。で、教養的な授業の場合は、やはり史学概論的なことを最初に多少はやっておこうかなと思うのですが、そうなると今日やはり触れておかざるを得ないのは、ネット上で蔓延する歴史修正主義についてです。 ここでいう歴史修正主義とは、欧州におけるホロコースト否定論者を代表とする、歴史――もっぱら近代の虐殺などの不祥事を「でっちあげ」と主張してなかったことにしたがる言説や活動のことです。昨年『否定と肯定』という映画が公開されて、一般にも多少は話題になった……というほどでもないでしょうか。 歴史学は史料を調査し、史料を読み解いた研究を積み重ねて体系づけられています。しかし歴史修正主義者は、史料を得て勝手に操作し、信憑性の低い史料を過大評価したり、史料の文意を捻じ曲げたり、都合の悪い史料を無視したり、先

    ネットで目に付く「歴史修正主義」書籍の広告について : 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2019/07/24
    2018年4月
  • ミソジニーとオタクに関する補遺(『日本会議の研究』感想おまけ) | 筆不精者の雑彙

    記事は、当ブログの前記事「『日会議の研究』を読んで、ミソジニーオタクについて考える」の補足に当たりますので、そちらを読んでからお読みください。 先の記事は、『日会議の研究』著者の菅野完氏の目にも留まったようで、当ブログとしては大変多くの方にお読みいただきました。それだけに反響も該記事のコメント欄にとどまらず、ツイッターやはてなブックマークにも相当件数の声が見受けられました。まことにありがたいこととは思いますが、いささか前記事が説明不足であったかと思わせられるようなところもあり、記事を補足として執筆する次第です。 前記事の曖昧なところはまず、「オタク」の定義でありました。文中である程度説明はしてあったつもりなのですが、分かりにくかったことは否めませんで、さてこそ「オタクミソジニーと決めつけるな!」といった声が一定数見られた所以かと思います。これは時期によって「オタク」の定義が変化

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    kamayan 2016/07/25
  • 『日本会議の研究』を読んで、ミソジニーとオタクについて考える | 筆不精者の雑彙

    最近はようやく心身の沈滞から脱しつつあるのか、少しはを読めるようになってきました。そこでもっぱら、積読のを崩していたのですが、その中で珍しく、最近出た話題のを読んでみました。それが菅野完『日会議の研究』(扶桑社文庫)です。 日会議といえば、安倍政権を支える保守系市民団体として、最近メディアでも注目されるようになってきました。以前からも、例えば歴史教科書問題などで、小生の見解からすれば反動きわまりない攻撃をしかけてくる連中として、何となく存在は知っていましたが、その正体はよく分からないものでした。同書はその成り立ちと主要人物の活動について、詳細に調査した書物であり、一気に読んでしまいました。 前評判どおりたいへん面白いで、「生長の家」系の右派学生運動関係者が、その運動を継続・組織化して「日会議」へ至り、そんな狭いインナーサークルが現政権を左右してしまっている、そんな危なっかしい

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    kamayan 2016/07/11
  • 平山昇『鉄道が変えた社寺参詣 初詣は鉄道とともに生まれ育った』感想 | 筆不精者の雑彙

    一月も半ばを過ぎてしまいまして、首都圏の今冬はどうも寒い上に雪まで降り、小生は半ば凍りついたように不活性のまま時を過ごしております。そんなわけで諸事思うに任せず、ブログも年明け以降大した話題を書かないままですが、昨年以来構想したまま、このままいくと次の年度まで時機を逸してしまいそうなお題がありますので、何とか季節はずれの謗りを受けないようにアップしておきたいと思います。 という前置きで今回取り上げるのは、 平山昇『鉄道が変えた社寺参詣 です。 平山さんは「初詣」を中心に、近代の社寺参詣のあり方について研究を積み重ねられてきており、当ブログでも以前から何度か平山さんの議論は紹介してきました(「電鉄資と近代家族的ライフスタイルについて」・「JITTERIN'JINNの歌を聴いて思ったこと」)が、昨年10月にめでたく一書にまとまりました。大変喜ばしいことで、内容も新書としてはたいへん重厚であり

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    kamayan 2015/01/05
  • カマヤン氏(&ナヲコ先生)の作品との出会いについての思い出 | 筆不精者の雑彙

    あんまり気は進まないんですけれど、先日書いた件について書きっぱなしなのもどうかと思うので、一応続きらしきものを書こうかと思います。 で、多分長くなってしまいそうなので先に結論を書いておくと、小生が「先鋭的美少女愛マガジン」であるところの『Alice Club』から得ていたものは、直接の性的な欲求を満たすものが全く無かったなどとは口が裂けても言えないにせよ、それ以上に、サブカル的――という表現はあまり適切ではないのですが、何というか、世間一般と違ったことにとことんのめりこんでいる人々の発信する何か、であって、それに感じ入るところがあったから、ということになります。その背景には、小生自身がそれまでの「世間一般」とは違ったものに興味を抱いていたから、そして自分もそういったものに専心することで「世間一般」と違った存在になりたいという欲求があったから、という事情があります(そして今もあります)。 つ

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    kamayan 2014/11/25
    2006年。後で読む。
  • 富岡製糸場の世界遺産登録内定を祝い、社会経済史の普及を希う | 筆不精者の雑彙

    富岡市の竜光寺にある、富岡製糸場の工女の墓に建てられた案内板 (この写真はクリックすると拡大表示します) 既に各メディアで大々的に報じられており、やや時機を逸しつつありますが、富岡製糸場の世界遺産指定が内定したというニュースについてやはり触れておきたいと思い、思いつくまま一筆しておきます。 富岡製糸場については、当ブログの記事で過去に訪問記事を書いています。 ・富岡製糸場見学記(1) / (1)の2 / (2) / (3) / (4) 大まかなところは以上の記事で書いたとおりで、それほど継ぎ足すことはありません。今回の記事は、上掲の記事で掲載しなかった写真をお蔵出しで引っ張り出しつつ、思い付きをいくつか足していこうかと。 富岡製糸場の世界遺産としての価値については、小生思うに、ある産業分野での近代的工場生産が非西欧の国に導入された記念碑であり、しかもその産業が導入された国で発達して世界の市

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    kamayan 2014/10/13
  • 「皇国史観」平泉澄 晩年のインタビューのエピソード オーラルヒストリーは大変という話 | 筆不精者の雑彙

    ※記事に追記しました(2013.6.19.) つい昨日ですが、ツイッター上で長谷川晴生(@hhasegawa)氏の以下のコメントに接しました。 平泉澄「私はプロレスが好きでね。猪木がさんざん負けて、これはあかんかと思うと、彼は逆転する。それは何とも言えぬ楽しみですわ。」内容面もさることながらこの発言に目が留まらざるを得ない。そして維新の会へ。 / “平泉澄と仁科芳雄と石井…” htn.to/PHYGYj — hhasegawaさん (@hhasegawa) 2013年6月6日 ここで紹介されているのは、『「皇国史観」という問題 十五年戦争期における文部省の修史事業と思想統制政策』『地図から消えた島々 幻の日領と南洋探検家たち』を著された(小生もどちらも読みたいとかねてから思っているのですが、いまだに果たせていないのは残念でなりません)長谷川亮一氏のブログ「日夜困惑日記@望夢楼」の、以下の

    「皇国史観」平泉澄 晩年のインタビューのエピソード オーラルヒストリーは大変という話 | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2013/06/09
  • 「線路内を耕作しないで下さい」看板とサイゾー「マイ踏切」記事 附:西武とファンドまとめ : 筆不精者の雑彙

    このところだるさが一層ひどく、夜更かしをしなくても夕方まで身動きできないことがままある状態で、ブログの更新など思いも寄らない日々が続いておりました。そんなわけで放置していた当ブログですが、昨夜から急にアクセス数が増加していて、はてなんでだろうと思ったら、「日刊サイゾー」の記事で当ブログが紹介されていたためのようでした。 ・「マイ踏切」「勝手に畑に」線路内を自由に使う住民たちのメンタリティとは? この記事を執筆されたのは、ライターとして、マンガを中心とした表現規制問題や、ローカル事情の研究でなど、さまざまな分野で健筆を振るっておられる昼間たかし氏です。 そういえば、半月ばかり前の夜に昼間氏が突如電話してきて、当ブログの看板画像である「線路内を耕作しないで下さい」看板について話を聞きたいというので、二三十分ばかり話をした覚えがあります。その時に、屋敷内を東北線が突っ切っていた家の話とかもしま

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    kamayan 2013/03/14
  • 備忘:東京都議会における「大日本帝国憲法復活請願」騒動と表現規制問題について | 筆不精者の雑彙

    下血は一応マシにはなったようですが、全般に今ひとつ沈滞気味です。なのでなかなか思うように物事が進まないのですが、さすがに看過しがたい事態が先週ありましたので、以下に備忘のため簡単にまとめておきます。 ネット上で件が話題となるきっかけとなった、『赤旗』の報道は以下の通り。 大日帝国憲法復活請願 「東京維新の会」が賛成 橋下徹大阪市長の「日維新の会」と連携し、9月に結成した都議会新会派「東京維新の会」(民主・自民を離党した3人で構成)は4日の都議会第3回定例会最終会議で、現行の日国憲法を無効とし、戦前の「大日帝国憲法」の復活を求める時代錯誤の請願に賛成しました。請願は日共産党、民主党、自民党、公明党、生活者ネット・みらいなどの反対で不採択となりました。 請願は、天皇を元首として無制限に権力を与え、国民を「臣民」として、自由と権利を抑圧した大日帝国憲法を美化。「我々臣民としては、

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    kamayan 2012/10/14
  • 『おおかみこどもの雨と雪』雑感 雨と雪はやがて水となって川を流れタービンを回す | 筆不精者の雑彙

    普段、映画なんか滅多に見に行かないし、行ったとしても感想なんか書かないのですが、実は先日たまたま表題の細田守監督のアニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』を見る機会がありまして、その直後にカマヤン先生のブログを見たら奇しくも「『おおかみこどもの雪と雨』の微妙さ危うさ」と題してこの映画のご感想を書かれていて、何となく暗合のようなものを感じました(って上映が終わりに近づいているというだけのことですが)。また昨日は、ショタものと獣人ものの同人誌即売会を同じ会場でやっていて、その中で『おおかみこどもの雨と雪』のイベントもやっていたそうで、まあ何となくそういう日なのかと、下血の続く今日この頃ですが、簡単にこの映画について思ったことを書いておこうと思います。 以下の感想では、映画の内容について、見ていることを前提として感想などを記しますので、そういった情報を知りたくない方は閲覧をされませんようお願

    『おおかみこどもの雨と雪』雑感 雨と雪はやがて水となって川を流れタービンを回す | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2012/10/08
    さすが
  • 橘川武郎『東京電力 失敗の本質 「解体と再生」のシナリオ』『原子力発電をどうするか』略感 | 筆不精者の雑彙

    の2冊です。 このうち、『東京電力 失敗の質』の方は年11月の発行で、『原子力発電をどうするか』は8月に出版されています。またタイトルの通り、後者が原発の今後の政策のあるべき姿についてに話題を絞っているのに対し、前者はより広く、日電力業発展の歴史を踏まえつつ、今後の電気産業全体の方向性について論じています。ですので、後者の内容はおおむね前者に含まれているともいえますから、稿は基的に前者について書きますが、後者の内容にも触れることになると考えます。 橘川武郎氏とその著作については、当ブログでも電気事業史について書いた際に過去に何度かご紹介してきたかと思いますが、電気のみならず石油なども含めたエネルギー産業とその歴史についての第一人者といえる研究者です。小生も電力業史を研究する際、先行研究として大変お世話になっております・・・というか、日電力業史の論文を書こうと思ったら、「如何に橘

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    kamayan 2012/04/07
  • 分冊百科『歴史でめぐる鉄道全路線』シリーズ全100巻完結 | 筆不精者の雑彙

    2年ばかり前、当ブログで、朝日新聞社の出版部門から週刊百科の形式で『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』が創刊されるということを紹介しました。その後同シリーズは順調に刊行を続け、国鉄・JR編全50巻が完結した後には大手私鉄編全20巻が引き続き刊行され、さらには公営鉄道・私鉄編全30巻も刊行されて、日の鉄道全路線を、切りもよく100巻で網羅するに至りました。その最終巻『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄 30号』が今週発売されました。 朝日新聞社の出版部門は最近、昔鉄道ジャーナル社が出していて廃刊になった雑誌『旅と鉄道』を復刊させており、鉄道ものに力を入れているようです。シリーズの刊行もその一環でしょうし、またそれが100巻まで続いたことと合わせ考えると、鉄道の歴史に興味のある人がそれなりにいたということで、まずは結構なことと思います。 さて、時事的な新刊紹介なんか滅多にしない当ブロ

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    kamayan
    kamayan 2011/10/07
  • 日本の「計画停電」の歴史を振り返る~真の「無計画停電」とは | 筆不精者の雑彙

    昨日より行われている計画停電に関連して一筆。 日病院に行ったところ(何故通院しているかは近日中に書きます)、売店に並んでいた新聞各紙のうち、朝日・神奈川・日経・毎日・読売の各紙は皆1面の大部分を原発問題に割いていたものが、ひとり産経のみ首都圏の停電問題に宛てていました。しかもでかい見出して「無計画停電」とか書いてまして(ネットでは「運行休止に「無計画停電だ!」怒りの女子高生 JR千葉駅 通勤客ら高速バスに行列」とか)、この表現はいかがなものかと首を傾げました。 で、時事的なことについて敏速に論じるのは小生の得手とするところではありませんが、最近電力の歴史について研究しておりまして、また東大の史料編纂所の所長を務められた保立道久先生が、今時の震災後ご自分のブログで「9世紀の地震史料」と題して地震の歴史について解説しておられるのにいささか感銘を受け、そこで今回の計画停電に関連して、計画停電の

    日本の「計画停電」の歴史を振り返る~真の「無計画停電」とは | 筆不精者の雑彙
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    kamayan 2011/03/22
    計画停電は戦後初ではなく、高度経済成長期まで行なわれていた。
  • 電気代と市場経済~計画停電の歴史・続篇 | 筆不精者の雑彙

    記事は一応、前回の記事「日の『計画停電』の歴史を振り返る~真の『無計画停電』とは」の続きです。当ブログの例に漏れず、やや時機を逸した感もありますが、なかなか書くのが思うに任せませんのでご諒承下さい。 まず、小生にとって考えるきっかけとなった、数日前の小生の友人のツイッター上の発言を幾つかご紹介します。まあ釣りなんで別に良いですし、一定程度ピーク時の電気料金を値上げする対策が妥当でないとも言いませんが、何というか暴力って知ってる?って感じではある。 「金融日記 東京電力は直ちに電気料金を大幅値上げせよ」 http://t.co/Rv49uIi 9:26 PM Mar 15thbando_alpha 坂東α災害時の値上げの話はマンキューにも出てるんだ http://bit.ly/gFRe1O ま、物には限度があるという話でしかないのですが。 9:29 PM Mar 15thbando_al

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    kamayan 2011/03/20