このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2

このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2
オオカバマダラのような渡りをする生き物の本質を捉えるには、写真家も移動しなければならない。 写真家であり、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探究者)でもあるハイメ・ロホ氏は、北米大陸を縦断するオオカバマダラの数世代にわたる壮大な旅を20年近く追い続けている。 ロホ氏は、メキシコのミチョアカン州にあるオオカバマダラ生物圏保護区で、オヤメルモミの木に群がるオオカバマダラと共に寒さに震え、オオカバマダラが米テキサス州やオクラホマ州、カンザス州、アイオワ州、ミネソタ州を北上するときには、共に太陽の暑さにやられた。 青空を背景に木々の間を飛び回るオオカバマダラを捉えたロホ氏の写真は、見る者に畏敬の念を起こさせる。見事な眺めに目をそらせず、空を見上げ続けたときに首が痛くなる感覚を呼び起こすほどだ。この写真は、2024年1月号の特集「旅するチョウを守る」に掲載された。 2024年のべスト動
通常は実験室のレンズ越しにしか見えないものに、スポットライトを当てる力が顕微鏡写真にはある。「ニコン・スモールワールド顕微鏡写真コンテスト」は、科学と芸術を讃える場として、50年にわたって毎年開催されている。 2024年の最優秀賞は、研究科学者のブルーノ・シスターナ氏とエリック・ビトリオール氏によるマウスの脳腫瘍細胞の写真だ。細胞の形状や構造を制御するアクチン細胞骨格の欠乏に、神経細胞がどう反応するかを調べた研究の一環として撮影された。この反応は、アルツハイマー病や筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった神経変性疾患に関係している可能性がある。 このコンテストでは、世界中から寄せられた2100点の応募作の中から、オリジナリティー、テクニック、インパクトが評価された87点が選ばれた。2位はピンとワイヤーの間で発生するピンクと紫のあざやかなアーク放電の写真、3位は水疱のようなものが見える大麻の葉の
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ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)トマス・ペシャック氏は、ナショナル ジオグラフィック2024年10月号で発表された壮大なプロジェクト「アマゾン」のために、熱帯雨林で何年もかけて野生生物を記録した。ペシャック氏は、絶滅の危機にあるアマゾンカワイルカと地元住民の複雑な関係に興味を引かれた。アマゾンカワイルカを神聖視する人もいれば、魚を盗むため殺すべきだと考える人もいる。「フォトジャーナリストストーリー賞」に選出された「森の中で」は、ブラジルとコロンビアの国境付近で、季節的に冠水する森を泳ぐアマゾンカワイルカの姿を捉えた一枚だ。この地域では、ピンク色をしたこのイルカを見るツアーが地元コミュニティーによって提供されている。(PHOTOGRAPH BY THOMAS PESCHAK, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR) 毎年1割が密猟の犠牲に
ネコをキレイに撮れるスマホは? “猫島”で「Xperia 1 VI」と「Xiaomi 14 Ultra」のカメラを検証(1/2 ページ) さまざまある被写体の中で、動物というのは難易度の高いものです。 すばしっこく動き、下手に近づくと逃げてしまう動物をきれいに撮るには、どんな距離でも撮影できるズーム性能と最短撮影距離、被写体を捉え続けるオートフォーカス、被写体をぶらさない明るいレンズとソフトウェア処理、決定的なシーンを逃さない連写など、さまざまなカメラスペックが求められます。そのため、今まではスマホで動物を撮るのは難しいといわれてきました。 とはいえ、最新スマホの進化も著しく、筆者もスマホ1台でお出かけすることが増えてきました。今回はスマホで動物写真はどこまで撮れるのかを、ネコたちで検証します。 今回撮影に利用したスマホは「Xiaomi 14 Ultra」と「Xperia 1 VI」の2台
(8/26 いろいろ加筆修正しました。) (8/27 情報を頂いたのでブラジリアンミクブームの発端についてもう少し詳しい説明を書きました。) (9/2 さらにミクさんを追加。一番下にまとめてあります) ブラジリアンミク、誕生の経緯・ブラジル人のアーティストでありインフルエンサー、「Tuzera」氏が初音ミクを使用した楽曲「Himitsu da yo」を発表 「Himitsu da yo」 @tuzeraofc I’ve made brazillian funk with Hatsune Miku. Name of the song: “himitsu da yo - tuzera” #vocaloid #music #hatsunemiku #vocaloidmiku #miku #vocaloidcosplay ♬ Himitsu da yo (feat. Hatsune Miku) -
【▲ 先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」のLバンド合成開口レーダー「PALSAR-3」で取得された観測画像(分解能3m・観測幅200km)の東京都心を拡大した画像(Credit: JAXA)】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年7月31日、初期機能確認運用中の先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」に搭載されているLバンド合成開口レーダー(SAR)「PALSAR-3」で取得した初観測画像を公開しました。【最終更新:2024年8月1日11時台】 【▲ 観測を行う先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」のCGイメージ。機体下部(地球側)の左側に展開されているのがLバンド合成開口レーダー(SAR)の「PALSAR-3」、右側に展開されているのが船舶自動識別信号受信器「SPAISE3」のアンテナ(Credit: JAXA)】「だいち4号」は2014年5月に打ち上げられた
ウエスティのバロン @Westie_Baron 助けてください! 大好きな「スタンダードより大きく育ってしまった犬」を見ないと心が荒んで生きていけないんです!! ↓は祖母のウエスティ(12kg)と実家のパピヨン(7kg)です! 対戦よろしくお願いします!!! pic.twitter.com/kRX8GMZMXV 2024-06-18 21:53:42
米イリノイ州中央部にある約16平方キロメートルの保護区、ナチューサ草原で木に登るセミ。ナチューサ草原はセミの大群が広がるのに十分なスペースを提供した。セミが一斉に鳴き始めると、その音は耳をつんざくようなものだった。(Photograph by Keith Ladzinski) 謎に満ちたロマの守護聖人サラ・ラ・カリ、あつき信仰と巡礼 写真8点 ナショナル ジオグラフィック トラベラー英国版写真賞2024 いざなう受賞作15点 米国の中西部と南東部で今、耳をつんざくような音が響いている。17年周期ゼミと13年周期ゼミが221年ぶりに同時に姿を現したのだ。地上に出た何十億匹という周期ゼミの目的は交尾をすることであり、そのために木にとまってジージーあるいはカチカチと鳴き続ける。ナショナル ジオグラフィックの写真家キース・ラジンスキー氏はイリノイ州中央部で数日間を過ごし、周期ゼミが脱皮し、空を埋め
ナショナル ジオグラフィック日本版 2024年6月号の特集「ストレス研究最前線」)の連動企画として、くつろげるスマホ壁紙を5種類ご用意しました。ぜひご利用ください。 ・1080×1920px、容量1MB程度 ・壁紙の設定方法は、各端末の取扱説明書をご確認下さい。 2024年6月号 ストレス研究最前線/溶岩がつくった洞窟へ/変わる海を記録する/わが民族の物語を未来へ 私たちの人生のあらゆる時期において健康に影響を及ぼすストレス。その影響を和らげる方法はあるのでしょうか? 特集「ストレス研究最前線」で詳しくリポートします。このほか、溶岩の洞窟へ潜入、民族の物語を守るなどの特集をお届けします。 特別定価:1,300円(税込) amazon 楽天ブックス
こちらは南天の「とも座(艫座)」の方向約1300光年先の彗星状グロビュール「CG 4」(画像中央)とその周辺の様子です。分子雲から現れた手のようにも見えることから、CG 4は別名「God’s Hand(神の手)」とも呼ばれています。“神の手”はまるで1つの渦巻銀河に向かって伸ばされているように見えますが、「ESO 257-19」と呼ばれるこの銀河はたまたまこの位置に見えているだけで、CG 4よりもさらに1億光年以上離れたところにあります。 【▲ 彗星状グロビュール「CG 4」とその周辺(Credit: CTIO/NOIRLab/DOE/NSF/AURA; Image Processing: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF’s NOIRLab), D. de Martin & M. Zamani (NSF’s NOIRLab))
Metaは、「Instagram」で10代の若者を狙った性的脅迫に対処するため、さらなる措置を講じる。同社は米国時間4月11日、ダイレクトメッセージ(DM)のヌード写真をぼかすほか、潜在的な犯罪者が10代の若者と連絡を取れないようにする機能をテストすると発表した。 ヌード対策機能は、世界中の18歳未満のユーザーに対してデフォルトで有効になる。ヌード写真を送信しようとする人には再考を求め、気が変わったら写真を送信しないこともできるというメッセージが表示される。Instagramはまた、この機能を有効にするよう促す通知を成人ユーザー向けに表示する。 Metaはこの機能により、10代の若者や成人がメッセージの中で望まないヌードを目にすることを防ぐとともに、ヌード写真を送らせるために自分のヌード写真を送る人物から若者を保護する狙いだ。 ヌード写真が付いたDMを受け取った場合、写真は警告メッセージの
【▲ 米国インディアナ州インディアナポリスで現地時間2024年4月8日に撮影された皆既日食の様子。いわゆるダイヤモンドリングの瞬間が捉えられている(Credit: NASA/Joel Kowsky)】 日本時間2024年4月9日未明、北アメリカでは皆既日食が観測されました。この地域では2017年8月以来およそ7年ぶりとなった今回の皆既日食、米国各地で撮影されたその様子をアメリカ航空宇宙局(NASA)が公開しています。 【▲ 米国テキサス州ダラスで現地時間2024年4月8日に撮影された皆既日食(Credit: NASA/Keegan Barber)】こちらはテキサス州のダラスで撮影された皆既日食です。太陽を完全に覆い隠した月の周囲には、太陽の表面(光球)よりもはるかに高温の100万℃以上に加熱されていることで知られる太陽コロナが写っています。 【▲ 日本時間2024年4月9日(米国の現地時間
内閣情報調査室では、令和6年能登半島地震について、情報収集衛星等によって必要な情報を収集しております。 この度、大規模災害時等における情報収集衛星画像に基づく加工処理画像の公開の考え方に基づき、加工処理画像(一部範囲の拡大図)を公表することといたしました。 天候不良等のため現時点で公開できる画像が限られておりますが、引き続き、所要の情報収集を行ってまいります。 (別添) 加工処理画像(一部範囲の拡大図)(PDF形式)※1 (1月5日撮像分) 石川県珠洲市(拡大範囲A)【kakudai_0105_a.pdf(約963KB)】 石川県珠洲市(拡大範囲B)【kakudai_0105_b.pdf(約731KB)】 石川県輪島市、珠洲市(拡大範囲C)【kakudai_0105_c.pdf(約810KB)】 石川県輪島市(拡大範囲D)【kakudai_0105_d.pdf(約765KB)】 石川県輪島
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 東京工業大学と青山学院大学に所属する研究者らが発表した論文「動いている人の視線だけを惹きつけるモザイク投影手法」は、動いている人が見るとモザイクがかかったように認識され、止まっている人が見ると通常の画像として認識される視線誘導手法を提案した研究報告である。 公共スペースで歩行者に対して広告を提示する際、目指すのは、その広告の前を素早く通過する間に、立ち止まらせて視線を瞬時に指定の箇所へと導くことである。 この目的のため、研究では動いている人にのみ影響を与え、静止している人には作用しない新しい視線誘導手法を提案している。この手法は、画像の特定
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