気持ちのいい秋に、せっかくなら身体づくりをはじめようと考えているあなた! それなら「自転車」を活用する健康づくりはいかがでしょうか。 「応用生理学」という立場から、自転車と身体の関係を研究している名古屋市立大学の高石鉄雄先生。このたび刊行された『自転車に乗る前に読む本』の中から、身体がかわる自転車活用の極意を紹介します。今回は自転車の「ペダリング」に注目し、回転数と疲労の相関関係を見ていきたいと思います。 自転車競技者、長らくの謎とは スポーツ科学の世界には、「自転車競技の選手は、なぜエネルギー効率が良いとはいえない90〜100回転(ペダルの毎分回転数)で走るのか」という謎がありました。 なぜ、サイクリストは、軽めのギアでの高速回転の走行を好むのでしょうか。 そこで、私たちはサイクリスト(ロードバイクに乗り慣れているトライアスロン競技者を含む)と、高回転に慣れていないノンサイクリスト(一般
![生理学者が発見した自転車競技者が「高速回転のペダリング」を好む驚きの理由(高石 鉄雄)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dbde6b419b65feee4455447919e02eb892652a6e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F0%2F1200m%2Fimg_408b2d2b26fcc99b1ad4ba73fe217db4173874.jpg)