約1ヵ月前、米国でブロードバンド放送の人気サイト"フールー(Hulu LLC)"の売却先探しが始まった。以来、米国のIT業界では"どこに売却されるか"とメディアが大騒ぎを繰り広げている。 フールーといえば2007年に、ディスニーやフォックスなど大手メディアが出資して始まったネット・ベンチャーだ。2008年3月の一般公開以来「The Office」「Law & Order: Special Victims Unit」「Glee」など大手テレビ局の看板ドラマで人気を集め続けている。 2010年11月には有料サービスのフールー・プラス(Hulu plus)も開始した。そうした矢先、ディズニーやニューズ・コープなど同社株主は、売却を決定した。 なぜ、順調に成長している同社を売却するのか。今回は、売却の理由について追ってみたい。 フールーの人気は、ネットによる無料再放送 2005年にユーチューブ(Y
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