急成長を遂げたソーシャルゲームだが、コンプガチャ問題で激震が走った。ゲームソフト会社に、収益に与える影響を直撃した。 ──ソーシャルゲームのコンプ(コンプリート)ガチャ問題を、ゲーム会社としてどう見ているか。 (ディー・エヌ・エーやグリーが展開する)ソーシャルゲームは急成長を遂げただけに、行き過ぎた面が出てしまった。1人のユーザーが月に何万円も使ってしまうというのはやはり異常だ。 カプコンはイベントで1度だけガチャをやったことがある程度。コンプガチャが廃止されても業績に与える影響はほとんどない。 ──今期のソーシャルゲームの売上高を前年同期比2倍にみている。その勝算はあるのか。 カプコンのソーシャルゲームは、海外で展開するビーラインと、国内のカプコンブランドの2方向から攻めている。ビーラインが扱う「スマーフ」「スヌーピー」は国内外とも好調で、iPhone向けのApp Storeで上位を占め