アサヒグループホールディングスが海外事業の成長に向けて取り組みを加速。欧州のビールブランド買収を足掛かりとして、主力ブランド「スーパードライ」を中心とした海外の成長基盤構築を急ぐ。今後も積極投資を続け、海外売上高比率を2~3割に引き上げる。 アサヒグループホールディングス(GHD)は、海外事業の成長に向けて取り組みを加速させる。10月、欧州のビールブランド4社を約2945億円で買収。欧州市場における事業基盤を確立し、主力ブランド「スーパードライ」の販売拡大につなげる。11月24日、都内で会見した小路明善社長は「海外事業が成長エンジンとなる」と語り、積極的な投資を続ける方針を示した。 傘下に収めたのはイタリアの「ペローニ」やオランダの「グロールシュ」など、欧州で高いシェアを誇るプレミアムビールブランド。ベルギーのアンハイザー・ブッシュ(AB)・インベブから買収した。ペローニは50カ国以上、グ