チケット売買サービス「チケットキャンプ」を運営するフンザの前社長が書類送検された問題で、親会社のミクシィは2月14日、第三者委員会の報告書を公開した。ミクシィのフンザ買収判断時のプロセスなどに「特段の問題はなかった」とする一方、利用規約に明記がなく、取引量の多さなどから手数料を割り引いていた「VIP会員」の存在を指摘。ミクシィはフンザ買収時、会員の存在を認識していなかったが、対応が後手に回っており、報告書は「レピュテーションリスク(風評により企業の信用が低下するリスク)への配慮が足りない」としている。 「大口の転売業者を優遇していた」との報道 フンザはミクシィが2015年に子会社化。しかし17年12月、チケットキャンプのWebサイト上の表示を巡り、フンザが商標法違反と不正競争防止法違反の疑いで警察の捜査を受けた。ジャニーズ事務所の商標権を不正利用した疑いや、チケットの高額転売を助長する可能