「一部のメディアは、虚偽の記事を点検もせずに流している」「民主主義にとって極めて危険だ」 3月、全米の地方テレビ局のキャスターが一斉に、同じ文言の「フェイクニュース」批判のメッセージを読み上げ始めた。だが、その表現は、トランプ米大統領による主要メディア攻撃に酷似していた。米メディアによると、メッセージは、米国で最大の193局を保有し、保守系で知られるメディア企業「シンクレア」が読み上げるよう強制したものだった。 地方局にひそかに広がってい…
大栗 真宗(ビッグバン宇宙国際研究センター 助教) 川俣 良太(天文学専攻 博士課程3年) 森下 貴弘(宇宙望遠鏡科学研究所 博士研究員)* 発表のポイント 重力レンズと呼ばれる自然の増光現象を利用することで90億光年離れた単独の星「イカロス」の観測に成功した。 単独の星の観測の最遠方記録を大幅に更新したのみならず、ダークマター(注1)の正体についても新たな手がかりを得た。 遠方の星や宇宙のダークマターを研究する新たな手法を開拓しその有用性を実証した。 発表概要 遠方宇宙の研究は、数多くの星の集まりである銀河を観測することでおこなわれてきました。遠方の宇宙においては、個々の星からの光は極めて弱く、単独の星を観測することは不可能でした。東京大学の大栗真宗助教、川俣良太大学院生、および東北大学の森下貴弘大学院生 (論文投稿当時) が参加する国際共同研究チームは、重力レンズと呼ばれる増光現象を利
RSAは、ホワイトペーパー「2018年のサイバー犯罪の現状」を発表し、「アカウント乗っ取りの増加」「サイバー犯罪は新しいインフラに拡大」「新たな脆弱性が登場」「3D SECURE 2.0導入準備」の4つの動きが今後顕著になると予想した。 RSAは2018年3月29日、ホワイトペーパー「2018年のサイバー犯罪の現状」を公開した。同社は、オンラインで提供されるさまざまなサービスとそのユーザーを標的にしたサイバー犯罪の傾向から、今後顕著になる動きを4つ予想した。 「大規模情報漏えいによるアカウント乗っ取りの増加」 大規模な情報漏えいとフィッシング攻撃により、既にユーザー名やパスワードなどの個人情報が闇市場に大量流出している。サイバー犯罪者は、ユーザー名とパスワードを複数のアカウントで使いまわす人が多い点を利用して、入手した個人情報をアカウント乗っ取りに悪用しているという。RSAでは、「個人情報
ニュージーランド政府が国内のロシア人スパイに対し国外追放を行おうとしたが、同国内にはロシア人のスパイはおらず追放できなかったことを明らかにしたという(AFP)。 3月4日に、英国でロシアの元スパイなどが毒物で攻撃されて意識不明となる事件が発生(BBC)した。これを受けて英メイ首相はロシアの外交官に対して国外追放処分を行ったほか、欧州各国も同様にロシアの外交官を追放したという。 ニュージーランドもこの動きに同調したのだが、調査の結果ロシア人工作員がいないことが発覚、国外追放は行えなかったとのこと。なお、追放を行った国と追放された人数はaljazeeraが伝えているが、英国は23人を追放処分としたという。そのほかフランスやドイツなどのEU各国やウクライナ、米国などもロシア人外交官に対し追放処分を出している。
2014年に配信を開始した『GRANBLUE FANTASY』(グランブルーファンタジー)は累計登録者数が1800万人を突破。2016年に配信を開始した『Shadowverse』(シャドウバース)はスマートフォン版だけでなくPC版も人気が高く、12月には優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)という高額な賞金付きのゲーム大会「Shadowverse World Grand Prix 2018(仮)」も実施する予定だ。息の長い人気タイトルを育成し、話題性にも事欠かないのがCygamesだ。同社の戦略やゲーム業界全体の現状、そして今後の展望について、同社常務取締役で、『グランブルーファンタジー』や『シャドウバース』などのプロデューサーも務める木村唯人氏に話を聞いた。 (聞き手/稲垣宗彦、写真/志田彩香) ●木村唯人(きむら・ゆいと): Cygames常務取締役。東京大学大学院卒業後、カナデン
教育が人類の行く末を左右する 「Let's take a field trip.(遠足に行きましょう)」と書かれた招待状でAppleのスペシャルイベントに招かれた。「新型iPad発表イベント」とする報道も多いが、Appleによるこれからの「教育」への提案が本発表の主題だ。 「教育」というと「自分には関係ない」と思う読者も多いだろう。だが、AIの台頭で世界が大きく変わる中、「教育」以上に人類の行く末を左右する大事なことはない。 また、そういう目で「自分事」として見れば、今「教育」以上に面白いテーマはない。筆者も最近ではベネッセ総合教育研究所(BERD)にて「AI全盛時代に向けた教育」をテーマに連載執筆などの活動を行なっている。 今回、筆者はティム・クックCEOの単独インタビューの機会を与えられたが、そこで一番、聞きたかったのも「これからのAI時代の教育で大事なのは何か」という質問だった。 ク
火星の岩だらけの地形は、探査ローバーの車輪には厳しい環境だ。そこで米航空宇宙局(NASA)は、空中を飛んで火星を探査することを考えている。NASAが視野に入れているのは、「Marsbee」と呼ばれるハチ型ロボットだ。 Marsbeeの機体はマルハナバチくらいの大きさだが、翼のサイズはもっと大きく、セミの羽と同じくらいだという。このハチ型ロボットは、通信ハブ兼充電ステーションとして機能する移動式基地から飛び立つことになる。 「暫定的な計算結果によると、マルハナバチにセミの羽を持たせれば、火星の大気中を飛行するのに十分な揚力を得られる」と、アラバマ大学ハンツビル校の航空宇宙工学技術者Chang-kwon Kang氏は述べている。 Kang氏のチームは日本の研究グループと共同で、火星での活動向けに設計されたロボットの構築とテストを行う計画だ。日本のグループは、地球の大気中を飛行できる「ハチドリ型
Saks Fifth Avenueなどの高級百貨店から、買い物客の決済カード情報が流出した。ハッキング集団は、盗まれたクレジットカードなど500万枚あまりの情報を売り出すと発表していたという。 米Saks Fifth Avenueなどの高級百貨店を展開するHudson's Bay Company(HBC)は4月1日、Saks Fifth AvenueやLord & Taylorなど北米の一部店舗で、客の決済カードデータに関するセキュリティ問題を確認したと発表した。 これに関連して、セキュリティ企業のGemini Advisoryは4月1日のブログで、Saks Fifth Avenueなどから盗まれたものと思われるクレジットカードなどの情報が、ハッキング集団によって売りに出されていると伝えた。 HBCによると、北米にあるSaks Fifth AvenueとSaks OFF 5TH、Lord
インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)などの英国研究チームは、光が相互作用して物質化する「ブライト-ホイーラー過程」と呼ばれる現象を実証するための実験を開始すると発表した。 ブライト-ホイーラー過程は、1934年に物理学者グレゴリー・ブライトとジョン・ホイーラーによって予想された物理現象であり、2個の光子が高エネルギーで衝突することによって物質粒子である電子と陽電子が1個ずつ生成される。 ブライト-ホイーラー過程を検証するための実験装置。高エネルギーのレーザービーム2本を衝突させて光子から電子と陽電子を生成させる (出所:ICL) 光子の衝突エネルギーを極めて高くする必要があるために、これまでは、ブライト-ホイーラー過程を実験的に確かめることは不可能であると考えられてきた。しかし、2014年になってから、核融合の研究で使われている高出力レーザーを利用することによって既存の技術でも実験を
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