NASAが米国時間12月1日に投稿したブログ記事によると、国際宇宙ステーション(ISS)では現在、フライトエンジニアのNicole Mann氏が「Veg-05」研究の準備を進めているという。 そもそも「Veg-05」とは何か。 Veg-05の正式名称は長くて分かりにくい。「ISSの食料システムを補完する生食用サラダ菜の生産性、栄養価及び受容性」調査だ。 単純化しすぎているかもしれないが、要するに「宇宙産トマト」を栽培する取り組みである。 この研究では、宇宙空間の2種類の光質処理を施した環境でドワーフトマト(基本的にチェリートマト)を栽培し、並行して地球上でもトマト株を栽培する。11月26日、このミッション用に選ばれた貴重なトマトの種を乗せたSpaceXの 「Falcon 9」が、ISSに向けて打ち上げられた。種が発芽したら、乗組員が果実の収穫量、栄養組成、微生物レベル(細菌の量)の差などを
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