2014.10.29 働き方 米シンクタンク、ピュー研究所が行った「AI, Robotics, and the Future of Jobs」という調査が今夏、話題になった。 2000人近い識者に、2025年までにAIやロボットが人間の仕事を奪い尽くす事態が起きるかどうか? を尋ねたこのインターネット調査によれば、「雇用が奪い尽くされることはない」というポジティブな声と、「大部分の雇用は失われかねない」と危惧する声で、識者の意見は真っ二つに分かれた。 何度かのブームと「冬の時代」を繰り返しながら発展を続けてきたAIだが、人間にとって脅威となりかねないとする立場も少なくない。かのイーロン・マスクも最近警鐘を鳴らしている。 AIの発展で次の10年、人間の働き方はどう変わるのか。人工知能学会前会長で慶應義塾大学教授の山口高平氏に、探索型、知識型、計測型の3種類のAIの特徴から、未来の働き方の変化