「社会階層によっていわゆる学力に格差がある」という命題は、統計的には有意だ。 この場合、社会階層には、収入や学歴あるいは職業などを規定因とするのが普通だ。また、志水たちの場合もそうだが、「学力」を知識量と世間の常識にしたがって捉えているので、通常のテストで「学力」を計測したとする。 しかし、以下のような記事の論理を読むとわからなくなることがある。 以下、毎日新聞の記事だ。 大阪大の志水宏吉教授らの研究グループは、01年「家の人はテレビでニュース番組を見る」「小さいとき、家の人に絵本を読んでもらった」など5項目のアンケートと学力テスト(算数・数学、国語)を行い、子供たちの文化的環境と学力の関係を調査した。アンケート結果をもとに、子供たちが置かれている文化的環境を上位・中位・下位のグループに分けたところ、例えば中学校の学力テストの合計点(200点満点)の平均は、上位グループが下位を大きく上回り
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