■その他の写真はこちら 10代の少年同士の恋愛という禁断の世界を描く「ボーイズラブ」をテーマにした小説の取り扱い方を巡り大阪府堺市の図書館で騒動が発生し、市民の間で議論を呼んでいる。図書館では、市民の声を受けて貸し出しを制限したところ、貸し出し希望者から非難が集中し、制限を撤回。あいまいな図書館側の対応に市民の不信感を募らせているという。 堺市の7つの図書館には、合わせて100冊程度のボーイズラブ小説があるが、盗難が多いことから、申請があれば貸し出す閉架書庫に置いていたところ、貸し出し希望者が多く、誰でも閲覧できる棚に変更した。ところが、「子供が見るのにふさわしくない」との声が利用者から出たために、図書館側は、閉架書庫に戻した上で、18歳未満への貸し出し禁止を決めた。この対応に、一部市民が「特定の本を排除するのは問題」などと反発。11月に住民監査請求が申し立てられると、図書館側は一転、18