「訪中の日本人2人から放射線」 現地の病院で処置2011年3月25日18時54分 印刷 Check 【上海=奥寺淳】中国の国家品質監督検査検疫総局は25日、成田空港から23日に中国江蘇省無錫に到着した日本人2人から「基準を大幅に超える放射線が検出され、病院で処置を受けた」と発表した。病院によると、2人の体調に異常はなかったとしている。 同省の放射能汚染処理・治療機関に指定された蘇州医学大付属第2医院によると、無錫空港の検疫で放射線が検出されたとされる2人は23日午後10時半ごろ、無錫市の衛生当局員に付き添われ、同医院の救急センターに来た。全身を洗浄し、衣服や手荷物の放射線除去の処置を受け、約2時間後に病院を出た。2人のうち1人は来院時、病院側が「正常」とする値の30倍近い毎時6マイクロシーベルトが検出されたという。 東日本大震災発生後、中国を訪れた日本人から放射線が検出されたと報じられたの