佐世保市の社会福祉法人が職員から毎月寄付を集め、理事長を務める宮内雪夫県議(84)の政治団体に献金していた問題などで、宮内県議が1日、長崎市の県議会で記者会見した。宮内県議は「誤解を招きかねない点は改善しており、政治的、道義的にも非難されるところはない」とする一方で、「反省や訂正をすべきところはする」とも述べた。辞職は否定した。 宮内県議を巡っては、理事長を務める社会福祉法人「長崎博愛会」が、運営する佐世保、平戸両市の3施設の職員から毎月2000円~1万円の寄付を集め、宮内県議の政治団体に献金していた。また、自身の事務所費や事務機のリース代などの事務費の半額分と、新聞購読料の全額を政務活動費で受け取りながら、後援会の政治資金収支報告書では全額を後援会が負担したと記載していたほか、社会福祉法人の男性職員3人が宮内県議の秘書…