平成ではやったモノの一つと言えばカラオケ。手軽に安く楽しめるとバブル崩壊後の不況期に人気が出ました。統計を調べると、1990年代半ばから1千万人ほど利用者は減っているものの、2000年代以降は5千万人弱で横ばい傾向です。そんな中、カラオケボックスが集まる東京・神田の駅前で、個人で20年以上経営しているカラオケ店があります。カラオケの生き字引とも言える老舗の店長と、平成のカラオケの移り変わりをたどりました。 カラオケ激戦区で24年営業 オフィスビルが集まる神田の駅の周りを歩くと、居酒屋に加えて、カラオケボックスの看板が目を引きます。「ビッグエコー」「カラオケ館」「まねきねこ」「歌広場」……調べると大手カラオケボックスが10店舗近くあり、さながらカラオケ激戦区です。