LGBT(性的マイノリティー)は「生産性がない」「趣味みたいなもの」との国会議員の発言に対し、ゲイであることを公表して反論したブログが大きな反響を呼んでいる日本文学研究者のロバート キャンベル東京大学名誉教授。そのキャンベル氏に、声を上げた真意などを聞いた。 予想以上の反響――自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌に「彼ら彼女ら(LGBT)は子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」などと寄稿。直後には、自民党の谷川とむ衆院議員がインターネット番組で「(同性愛は)趣味みたいなもの」と発言しました。これに対するキャンベルさんのブログでの発言が大きな反響を呼んでいます。どう受け止めていますか。 「正直、反響の大きさに驚いています。反響は、私のブログやフェイスブック、ツイッターを通じて寄せられていますが、中身を見ると、私自身に対する『よかったね』という言葉と、私が書いた文章の趣旨に賛同するという意