兵庫県西宮市長選と市議補選(欠員2)の投開票日が27日に迫る中、西宮市選挙管理委員会では、候補者名の欄に〇印を付けるだけで投票できる「記号式投票」の投票用紙の準備を急ピッチで進めている。(広畑千春) 立候補しているのは、無所属で現職の石井登志郎氏(50)▽無所属新人で元兵庫県議の吉岡政和氏(47)▽日本維新の会新人で元県議の増山誠氏(43)。 記号式投票は県内では昨年の神戸市長選に続き、2例目の導入。文字を書きにくい障害者や高齢者も投票しやすい▽疑問票や無効票が減る▽集計のスピードが上がる-といった利点があるとされ、神戸市長選でも有権者から「簡単だった」との声が上がった。 一方で、記入方法によっては無効票とされるケースもあり、注意が必要だ。総務省の指針では、【1】〇印を塗りつぶす【2】〇印だけでなく、×印を書く【3】候補者名に×を付ける【4】二つの欄の間や、二つの欄にまたがる形で〇を書く-