タグ

ブックマーク / satoru-blog.com (6)

  • あなたが知っておくべき がん治療の現状

    国立がんセンターは定期的にがんに関した統計データを公表しています。この資料は大変に貴重なもので、このデータを見ると、日のがん治療の現状を読み解くことができます。 今回は最新データの中から、皆さんに特に知っておいてもらいたい大事なデータをピックアップして、それに私の説明を加えて、がん治療の現状を解説したいと思います。 ネットにはがん治療に関する様々な情報が広がっていますが、曲解や嘘も多く、実際の現状を誤解されている方も多いです。怪しい情報に踊らされて、間違った判断をしないためにも、日のがん治療の現実を正しく知ってもらえればと思います。 がん患者数・死亡数は増加している がんでどのくらいの人が実際に亡くなられていて、どのぐらいの人が新たにがんと診断されているかをまずお示しします。 2017年にがんで死亡した人は373,334人(男性220,398人、女性152,936人)。 2016年に新

    あなたが知っておくべき がん治療の現状
    kamezo
    kamezo 2019/02/08
    がんに関する基本的な情報/がん患者数・死亡数は増加している、死亡数増加の最大原因は高齢化、年齢調整を行うとほぼ全てのがん種で死亡する割合が減っている、どのがん種でも生存率は伸びている、など。
  • がんの標準治療を受けない危険性

    当に、当に、皆さんに知って欲しいことがあって、今回は強い思いを持って、この記事を書きます。是非読んでいただければと思います。 ネットや書籍には、がん治療に関した大量の情報があふれています。当に大量です。そしてその情報の中には、病院で行われている標準治療(科学的証拠に基づく最善の治療)を否定して、根拠の明確でない治療を勧めるものが多くあります。 「手術は受けるべきではない」「抗がん剤は患者を殺す」などといって、その代わりに代替療法(効果が証明されていない治療)を勧めます。癌に効くという品や、事方法やら、体温を上げるやら、癌の専門家からみれば呆れるものばかりです。 これはとてつもなく怖いことで、ネットに広がる情報を信じて、標準治療を放棄してしまい、代替療法を中心に治療を進めてしまい、急激にがんが進行してしまうケースが実際に多く見られています。情報は人の命を簡単に奪います。 今回は、実

    がんの標準治療を受けない危険性
    kamezo
    kamezo 2018/10/24
    大須賀覚氏 http://satoru-blog.com/page-41 https://twitter.com/SatoruO/status/1054470006061309952 アメリカ、代替療法のみを行った患者281例の予後、1032例の標準治療のみの患者と、258例の代替療法を併用した患者の予後比較。
  • がんはなぜできるのか? 患者の過去の行いが悪かったからではありません

    がんはどうしてできるのでしょうか?化学物質などの暴露が原因?がん患者さんが何か過去に悪いことをしたことが原因?それともただの偶然?皆さんがよく抱く疑問について、がん研究者として答えたいと思います。 がんができる3つの主要因 がんがなぜできるのかというのには色々な議論がありますが、すでにたくさんのことが分かってきています。がんが発生するには、大きく分けて3つの要因が関わっています。1つは、異常な遺伝子を親から引き継いだことで起こる遺伝的要因。2つ目は、ヒトが生きている間に行われる細胞分裂で偶然にできてしまう偶発的要因。3つ目は、タバコを吸ったり、特定のウイルスに感染して起こる後天的な環境要因。皆さんよくご存知なのは、1つ目と3つ目になるかと思います。多くの人は「うちはがん家系だから」とか、「運動しなかったからだとか」そういうことをいう人が多いです。実際のところは、その3つはどの程度関わってい

    がんはなぜできるのか? 患者の過去の行いが悪かったからではありません
    kamezo
    kamezo 2018/09/03
    〈ほとんどのがんは”偶発的要因”で起こる〉遺伝的要因や環境要因は、一般にイメージされているよりは少ない、といったところか(もちろん関係ないわけではない)
  • 「患者の経験談」を使った嘘について|がん治療で悩むあなたに贈る言葉 アメリカ在住がん研究者のブログ

    社会には、健康に関わる品の情報や、癌などの病気治療に関するひどい情報があふれています。そこで良く見られるのが、「患者の経験談」などの少数例の治療成績による効果の紹介です。これらは一見すると信頼できそうですが、ほとんどの場合において、効果を正確には表しておらず、ひどい場合には騙す目的で使われています。 なぜ、少数例の結果では判断できないのでしょうか?その理由は、医療の治療成績のデータが、他のデータとは違う特徴を持つためです。今回は、がんの治療成績の具体的なデータを紹介して、何が特殊で、個別の治療成績がなぜ効果を表さないかについて解説します。癌の治療成績を中心に解説しますが、今回の内容を理解してもらうと、医療情報を理解する上での基礎的な情報リテラシーの一つを身につけられるのではと思います。 ネットにあふれる1例の結果 ネットのがん治療に関した書き込みで、「この治療を受けた方で、余命半年と

    「患者の経験談」を使った嘘について|がん治療で悩むあなたに贈る言葉 アメリカ在住がん研究者のブログ
    kamezo
    kamezo 2018/05/31
    「専門家の経験談はエビデンスレベルが低い」とされるEBMの世界において、ごく少数の患者の体験談は「根拠」とはなり得ない、統計や確率を理解することで腑に落ちるはず。とは思うが「実感」「直感」はなぁ……。
  • 「アメリカで抗がん剤は使われていない」という嘘について

    アメリカでは抗がん剤はもう使われていない、FDA(アメリカ品医薬品局: 薬の承認をするところ)は抗がん剤を禁止している」という嘘も、ネットで良く見られます。こちらもWHOが抗がん剤を禁止していると同じタイプの嘘です。一般の人の多くが、英語で専門的な情報を調べられないという隙をついたもので、また日人はアメリカでやることを信じる傾向があるので、アメリカを出すことで信じさせようとする嘘です。 これは全くの嘘です。アメリカで抗がん剤治療は禁止されているどころか、今でもたくさん行われており、多くの患者さんが抗がん剤治療を行い、がんと闘っています。医療者側としてはバカバカし過ぎる嘘なのですが、一般の方が簡単には見抜けませんので、この機会に明確に否定しておこうと思います。 FDAは抗がん剤を禁止していません FDAは抗がん剤を禁止するどころか、がん治療に使ってもらうためにたくさんの抗がん剤を承認し

    「アメリカで抗がん剤は使われていない」という嘘について
  • イカサマがん治療を見抜く方法 こんな宣伝文句はアウト

    ネットにはがんに効くと主張する品や、様々なタイプの未認可のがん治療が紹介されています。その多くは全く効果を期待できないものですが、一般の方がそれを見抜くのは難しいです。ただ、がん治療の専門家は簡単に見抜くことが可能です。なぜなら、それらには普通ならありえない説明が多数されているからです。今回は、イカサマ治療に多用されている宣伝文句に注目して、こんな言葉や説明があったら危険信号というのを紹介して、それはなぜなのか解説したいと思います。このアウトな宣伝文句を理解しておけば、イカサマ治療に騙されるのを防げるのではと思います。では、順番にアウトな言葉を紹介していきます。 どの癌にも効きます これは当に多いです。「どの癌でも効果が期待できます」とか書いてあります。がんは数千の別の疾患の集まりです。全てのがんに効く治療などありえません。この文言が出た時点で、この治療を売っている人は、お金儲けをした

    イカサマがん治療を見抜く方法 こんな宣伝文句はアウト
    kamezo
    kamezo 2018/04/23
    ダメな宣伝文句をいろいろ網羅。
  • 1