「やっぱり何か、どこか歯車が狂っているんじゃないかとか、もうちょっと、きちっと何が問題で行政処分が少なくなっているのかは、きちんと検討をしていただいて、それがきちっと分かるような指標にしていただきたいと思います。」https://www.caa.go.jp/notice/statement/arai/032707.htm 先日、3月2日の消費者庁長官会見で、訪問販売や通信販売、マルチ商法(連鎖販売取引)を規制する特定商取引法に基づく行政処分件数が減少していると、日本消費経済新聞社の相川記者が指摘されたことを書きました。 そのあと、16日の消費者庁長官会見で相川記者が問われたのが、冒頭のことばです。「どこか歯車が狂っているんじゃないか」消費者行政を見続けてきた専門誌記者の、非常に重い問いかけではないでしょうか。 しかし、その問いかけへの新井長官の答えは、残念なものでした。 「特商法の処分件数