「太陽の塔」内部にある「生命の樹」=1日、大阪府吹田市内部が常時公開される見通しとなった「太陽の塔」=日本万国博覧会記念機構提供 【釆沢嘉高】万博記念公園(大阪府吹田市)にある芸術家・故岡本太郎氏の代表作「太陽の塔」の内部が2014年度中にも常時公開される見通しとなった。内部には岡本氏が生物の進化を表現したとされる作品「生命(せいめい)の樹(き)」があるが、1970年の大阪万博後は希望者への限定公開にとどまり、2007年には壁面に亀裂が見つかるなどして公開を中止していた。 内部の赤い壁面に囲まれた「生命の樹」は、鉄製で高さ約41メートル。樹木のような形で緑や青、赤、オレンジで色づけされ、表面にゴリラや恐竜など、さまざまな動物の模型が張り付けられている。 同園を管理する日本万国博覧会記念機構によると、万博当時、来場者は内部に設置された上りエスカレーターに乗りながら「生命の樹」を観賞した