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ブックマーク / kokoro.squares.net (9)

  • 【3868】コンサータによって自己の連続性を失いつつある | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 私は某大学の法学部に通う21歳の男子学生です。(質問とは、直接、関係はありませんが、触法精神障害者に興味があり、それについて卒業論文を書くため、日々、資料を集めております。) 質問に入る前に、長文になりますが、質問に関わってくることなので、少し、コンサータ の服用とそれによる私自身の感じたことを書かせていただきます。 私は、精神科にてADHDと診断され、コンサータ を服用して数年になります。コンサータ 服用当初は、コンサータ によって、感覚過敏から解放され、初めて、ゆっくりとを読むことができるようになり、感動のあまり泣いてしまいました。この感動はあまりにも激しく、「私は、もう完全に『脳』を支配した」という優越感(あるいは、副作用としての多幸感に過ぎないのかもしれませんが)を得ました。ところが、数ヶ月たち、このコンサータ 服用後の精神の変調が、私の悩みの種になってしまいました。 私は

    kamiaki
    kamiaki 2024/09/12
  • 【4461】統合失調症等の妄想はその人の論理的思考力によって形態が変わるのでしょうか | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 20代男性です。 統合失調症などで、第三者から見れば到底辻褄の合っていない妄想を当のことだと信じ込んでしまう例は数多いと思います。 このような妄想の飛躍具合は、もとの論理的思考力やIQといったものと相関があるのでしょうか? また、臨床の現場で、元々非常に論理的な方と非常に迷信深い人の妄想の診断はどのようにつけるのでしょうか? (例えば、元々全く迷信深くない人が「死んだ母親が下を左右違うものを履けと言っている」、というような支離滅裂な主張をする場合と、普段から霊感があると主張する人が「死んだ母親が下を左右違うものを履けと言っている」と言った場合で異常度(?)がかなり異なる気がします……例えが下手で申し訳ありません) 他にも子供が「思考を読まれた」と主張するのと大人が「思考を読まれた」と主張するのは意味が違う気がするのですが、そのような元々の論理的思考力の推測なども統合失調症等の診

    kamiaki
    kamiaki 2022/03/07
    “重要な点は、「このような信じ込み」をしている人の中には、その「信じ込み」が「精神病からくる妄想症状」であるケースがかなりあるということです”
  • Ms. 大坂なおみ suffered depression | Dr林のこころと脳の相談室

    1 テニス女子世界ランキング2位の大坂なおみさんが、2021年5月、ツイッターに、ご自身がdepressionに苦しんできたことを記している。 稿 Ms. 大坂なおみ suffered depression は、そのツイッターの文章をめぐるものではあるが、テーマはうつ病であって、大坂なおみさんではない。大坂なおみさんの精神状態について何か書かれているのではないかと期待してこのページにいらした方には申し訳ないが、そのようなものは一切書いてないので、画面をすぐに閉じることをお勧めする。他方、うつ病についての真実に関心をお持ちの方にはこのページはなにがしかの意味があるはずである。 2 ツイッターは「全訳」としていくつもの新聞に掲載された。いくつか引用してみる。いずれも2021年6月1日にアクセスした電子版からの引用で、文中、下線は林が引いたものである。 3 私は2018年の全米オープン以降うつ

    kamiaki
    kamiaki 2021/07/18
  • 【3868】コンサータによって自己の連続性を失いつつある | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 私は某大学の法学部に通う21歳の男子学生です。(質問とは、直接、関係はありませんが、触法精神障害者に興味があり、それについて卒業論文を書くため、日々、資料を集めております。) 質問に入る前に、長文になりますが、質問に関わってくることなので、少し、コンサータ の服用とそれによる私自身の感じたことを書かせていただきます。 私は、精神科にてADHDと診断され、コンサータ を服用して数年になります。コンサータ 服用当初は、コンサータ によって、感覚過敏から解放され、初めて、ゆっくりとを読むことができるようになり、感動のあまり泣いてしまいました。この感動はあまりにも激しく、「私は、もう完全に『脳』を支配した」という優越感(あるいは、副作用としての多幸感に過ぎないのかもしれませんが)を得ました。ところが、数ヶ月たち、このコンサータ 服用後の精神の変調が、私の悩みの種になってしまいました。 私は

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    kamiaki 2019/08/08
  • 20年の回顧 | Dr林のこころと脳の相談室

    「Dr林のこころと脳の相談室」を開設したのは1997年4月16日である。今は2017年だから、20年が経過したことになる。20年というのは振り返ってみてもいい長さの期間だと思うので、思いつくままに回顧してみることにした。 1 1997年当時、インターネットはまだまだ一般的ではなかった。だがこれからは爆発的に普及するであろうと人は予想していた。それなら有意義に活用しようと思ったのか、ただ新しくて面白そうだと思ったのか、今となってはよく覚えていないが、精神科の病気について、多くの方々に正しく知っていただこうというのがサイト開設の主な目的であったことは確かである。 そして1997年4月16日、「うつ病」「アルコール依存症」そして「精神科Q&A」の三つのコーナーで、「Dr.林のこころと脳の相談室」はスタートした。 当初は病気の解説を中心にするという計画で、各病気について、「ホームページ」「診察室」

    kamiaki
    kamiaki 2017/04/03
    WordPress化されてたの気付かなかった……!
  • 【3076】薬による治療は本当に最善なのか | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: いつも更新、大変興味深く拝読しております。精神医学に興味のある一般人(20代女性)です。 林先生は、当Q&Aで、精神の病を発症した方々へ、精神科受診と、適切な薬による治療をすすめておられます。 わたしも、これまでは、精神の病も、薬によって治療するのが最善の方法なのだと思い、薬の服用で寛解治癒された方の後日談などわがことのように嬉しく拝読しておりました。 しかし、最近、2冊のを読んだことで少し考えが変わりました。 ひとつはフィンランドで、医薬品を最小限しか使わない、医療スタッフとの対話による治療が驚くような効果をあげていると知ったからです。 「オープンダイアローグとは何か」齋藤環・著訳 医学書院 フィンランドという特殊なバックグラウンドがあってこそなのかもしれませんが、これまでの精神医療を刷新する画期的な方法です。 ぜひとも、林先生のご意見をうかがいたいと思いました。 もうひとつは、

    kamiaki
    kamiaki 2015/10/09
  • 【2540】盗作癖を治したいです | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 発達障害統合失調症の診断の出ている20代の女性です。幼少期から様々な症状に悩まされてきたのですが、治療を続けて少しずつアルバイトなど社会的な活動が出来るようになってきました。しかし、私には家族にも医師にも言えていないことがあります。盗作癖です。私には幼少期から盗作癖があり、今もそれは続いています。小学生の頃、学校の勉強が何も出来なかった私は、親に図画工作や作文を手伝ってもらい、それを学校に提出し、いい成績や、時には賞をもらって喜んでいました。以来、私は他人の作ったもので自分が評価されることを何とも思わなくなってしまいました。登校拒否をして家に引きこもるようになってからは、ネットやなどで気に入った絵や小説をトレース・丸々書き写したものを家族に見せ褒めてもらい、「これだけの才能があるのだから自分は大丈夫だ」と自他に言い聞かせていました。それが全くの他人のものであり自分が作ったものでな

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    kamiaki 2014/08/03
  • 【2738】元気で狡猾な精神科入院患者たち | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 30代女性です。私は、今思えば幼少期から統合失調的なものを患っていました。10数年精神科を受診しております。当初は、罹患時期が長過ぎて完治の望みは薄い、かつ、統合失調症も疑われる、と言われておりました。統合失調症と判明したのは5年ほど前の事です。幸い、信頼出来る医師と友人に恵まれ、少しずつでも楽になるから治療を続けて行こう、と言われております。 先生のサイトは自らの病の研究にいつも役立たせて頂いております。 ただ、このようなケースはどうお考えか、お伺いしたく送信させて頂きます。私自身の精神科体験です。 私は方々にご迷惑とご協力を頂きながら、四年生大学を卒業し、就職も致しました。ただ、就職=格的に社会人になる、となると、メンタルが追いついていかず、度々錯乱し、転々としていました。現在は無職です。 無職になる前に、激しいパニックに陥り、主治医も必要と思ったため、また、私自身の、いい加

  • Dr林のこころと脳の相談室

    Dr 林の こころと脳の相談室 2024.8.5. ●精神科Q&Aを更新しました。 林 公一(精神科医) . ご質問される方は必ずこちらをお読みください(メールの窓口もそのページにあります)。なお、ご質問にお答えする場合は、原則として精神科Q&Aでいたします。 リンクはご自由にどうぞ。ただし必ずこのページにお願いいたします。 無断転載はお断りいたします。 無断転載と思われるサイトが見つかっています。これらのサイトは当相談室とは一切無関係です。また皆様からいただいたメールは厳重に管理し、外部へ提供することはございません。 1997.4.16.開設

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