宮城県の東松島市図書館はこのほど、市民が東日本大震災の被災体験談を語る動画を、Webサイトで公開した。サイトではダイジェスト版を公開。フル版は、館内で貸し出すiPadで閲覧できる。 市民が震災発生時や避難時のできごとなどを語る様子を、10分~15分程度の動画にまとめた動画を19本、YouTubeに掲載し、サイトにまとめた。津波が押し寄せる中、木にしがみついて一命を取り留めた家族や、海水に浸ったコンビニの中で、コピー機の上で一晩過ごしした体験など、生々しい証言を語っている。 同図書館は、震災の記憶をアーカイブする活動を続けており、これまでに震災直後の市内の写真公開などを行っている。 関連記事 避難区域・浪江町のストリートビュー公開 「町のありのままの姿」 避難区域に指定されている福島県浪江町のストリートビューをGoogleが公開。町の依頼で実現した。 震災のアーカイブを横断検索 国会図書館が