鉄道車両1台を約30分で解体するギロチンプレス機=富山県高岡市伏木1丁目、日本総合リサイクル提供鉄道車両1台を約30分で解体するギロチンプレス機=富山県高岡市伏木1丁目、日本総合リサイクル提供鉄道、バスなどから回収した銅を手にする高倉康氏社長=富山県高岡市伏木1丁目 【三島庸孝】鉄道車両を屋内で丸ごと解体する日本初の工場が、富山県高岡市にある。日本総合リサイクル(高倉康氏〈やすし〉社長)の本社工場で、昨年10月に完成した。独自に開発した大型ギロチンプレス機が、役目を終えた車両をのみ込むように押しつぶし、切断し、「鉄」に戻していく。 日本製紙の跡地約15万平方メートルを取得して建設した。広大な敷地には、解体を待つ電車やバスが並べられている。 工場は、約1万5千平方メートル。すべて屋内で作業し、有害物の飛散や騒音を防ぐ。実際に、外では全く気にならなかったが、重機が忙しく動く内部は、ガシャ