スカイマークは12日、成田空港を発着する新千歳、旭川、福岡、那覇の国内4路線を11月から来年2月にかけて順次開設すると発表した。開設から3カ月間は1便あたり20席を片道980円の割引価格とし、同社初の成田便を売り込む。 事業計画説明会で西久保慎一社長が表明した。いずれは函館、出雲、高松、徳島、石垣の5路線も開き、計9路線を運航する計画という。 全日本空輸が中心となった格安航空会社(LCC)が関西空港を拠点にして今年度末にも運航するため、成田の割安な路線網を強化する狙い。羽田から同じ路線に乗るより運賃体系を約2千円安くするという。 同社は2014年度をめどに国際線に参入し、超大型機「A380」で成田から欧米各地を結ぶ方針。国内各地から成田路線を充実させることで、乗り継ぎ客をつかむ狙いもある。