東京―小笠原航路に就航予定だった超高速船「テクノスーパーライナー(TSL)」の保有会社テクノ・シーウェイズ(東京都港区)が、東京地裁から10日付で破産開始決定を受けていたことが、19日わかった。負債額は約150億円。 TSLの小笠原航路は国土交通省が計画を進めていた。テクノ社は三井造船が100%出資して2000年に設立。だがTSLを115億円かけて造ったものの、運航会社が燃料費高騰などを理由に05年に計画を中止した。TSLは東日本大震災で被災した宮城県石巻市で被災者の食事やシャワーのため利用されたが、三井造船が12年3月に解体を前提に売却した。 最新トップニュース