ロンドン(CNNMoney) 自動車メーカー大手、日産自動車は6日、ロンドン向けの新型タクシーを発表した。今年12月に発売する予定だ。 同社の多目的小型商用車「NV200」のロンドン仕様で、従来のタクシーに比べてCO2(二酸化炭素)排出量が少ない。2015年以降には電気自動車版も発売する予定。ロンドンのジョンソン市長は、市内のタクシーのCO2排出量を20年までにゼロにするという目標を掲げている。 ロンドンのタクシー製造は現在、ロンドン・タクシー(旧マンガニーズ・ブロンズ)を傘下に置く中国の自動車メーカー大手、吉利汽車がほぼ独占しているが、独ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツも参入を図っている。日産はこの2社と競合することになる。 専門家によれば、ロンドンのタクシー市場は世界の自動車販売に占める割合こそ小さいが、低排出車や電気自動車を世界に売り込む場として大きな意味を持つ。 日産のNV200