本格的な繁殖期を前に、2歳の雄(右)が2歳の雌(左)に親愛を示す「枝渡し」を行うのが観察された=12月27日午前、新潟県佐渡市(大山文兄撮影)(写真:産経新聞) 自然下での繁殖を目指し、新潟県佐渡市で放鳥された国の特別天然記念物、トキの群れで、2羽が親愛の情を示す小枝渡しをする光景がみられている。 小枝渡しをしているのはおととし9月に放鳥された2歳のオスとメス。環境省によると、こうした親愛行動を繰り返しながら相性を見極め、2〜3月ごろ、繁殖につながるペアが誕生する。 観察ボランティアらは「今年こそ、2世誕生にいたってほしい」と期待をかけている。 【関連記事】 新潟でトキの死骸発見 鳥インフル検査は陰性 日本の「共生」術を伝授 中国のトキ増加に対応 さかなクン快挙で“未確認生物”ブーム到来か キャビア食べられなくなる? カスピ海沿岸国、5年の禁漁で合意 仏法僧と鳴く“幻の鳥”