名古屋鉄道や名古屋市営地下鉄などのICカード乗車券manaca(マナカ)やJR東海のTOICA(トイカ)など全国の10種類のIC乗車券の相互利用が23日から始まる。手持ちの一枚で首都圏や関西圏で電車、バスを自由に乗り降りできるようになり、出張の多いビジネスマンらには朗報だ。カードにためた電子マネーで買い物ができる店舗も一気に増えることになる。 「便利になるね」と歓迎するのは、名古屋市東区の会社員落合伸治さん(51)。仕事で月2回以上東京に出張するため、マナカとJR東日本のSuica(スイカ)を併用していたが、今後はマナカ1枚にするという。現在マナカで乗り降りできるのは、名鉄や名古屋市営地下鉄などと、先行して相互利用を始めたJR東海の528駅だった。23日からは4275駅で利用が可能になる。 ただし、マナカで利用できるあおなみ線は23日以降、トイカのほかスイカでも利用可能になるが、その他7種