プログラミング初心者向けのTypeScript入門連載。第10回は関数の基本的な使い方について詳しく解説する。TypeScriptでプログラミングへの理解を一歩深めよう。 連載目次 前回は、TypeScriptの連想配列について説明した。今回は関数の基本的な使い方を取り扱う。関数を利用して、複雑な処理やよく使う処理をひとまとめにしておけば、それらの処理が必要な箇所で簡単に再利用できる。今回は、関数の書き方を中心に解説し、Webページで対話的な処理をする方法にも触れる(なお、次回は引き続き、関数の高度なトピックを取り上げる)。 関数とは 関数とはひとまとまりの処理を記述して名前を付けたものと考えられる。関数の名前を指定し、必要に応じて値を与えてやれば、処理が実行され、結果が返される。TypeScriptやJavaScriptでも、基本的にはそういう理解でいいだろう。日常の例えでいえば、小麦粉