映画「変な家」が3月15日に公開され、週末3日間の観客動員数34万4000人、興行収入4億7400万円と順調なスタートを切りました(興業通信社調べ)。ただ、SNSの感想を見てみると賛否両論あるようです。 変な家は、YouTuberで作家の雨穴(うけつ)さんが、3年ほど前に公開した動画「不動産ミステリー 変な家」をベースにした映画です。この動画はこれまでに1800万回以上も再生されるほどの人気ぶりで、2021年には雨穴自身の手で書籍化されました。これが映画の原作となっています。 では、なぜ映画は賛否が分かれたのでしょうか。ボクも見てみたのですが、その大きな理由は、原作と作品のテイストが大きく異なる点にあると感じました。 原作は、変な間取りに隠された大きな謎に主人公たちが挑むというミステリーです。しかし映画は、謎に迫る過程で主人公が巻き込まれる恐怖体験がメインのホラーテイスト。この違いが原作フ