芸術の秋。各地で多くの美術展が開かれている。名画を前にしてこう思ったことはないだろうか。「この絵、いったいいくらなんだろう」。今年5月、日本人実業家がジャン=ミシェル・バスキアの絵画を約123億円で落札したことがニュースになった。その買い物は高いのか安いのか。アートに携わる4人にそれぞれの立場から「アートの価値」を語ってもらった。 (ライター・長瀬千雅/Yahoo!ニュース 特集編集部) アートの値段は労働の対価ではない ミヅマアートギャラリーディレクター 三潴末雄さん コレクターというよりパトロンでありたい ストライプインターナショナル社長、石川文化振興財団理事長 石川康晴さん 「バブル期のトラウマ」を脱して新しい時代に AKI ISHIZAKA代表、元サザビーズジャパン社長 石坂泰章さん 「歴史に残るかどうか」が判断基準 東京国立近代美術館主任研究員・保坂健二朗さん