ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (7)

  • アーサー王の師「マーリン」はもとは詩人だった、なぜ魔術師に?

    マーリンがアーサーを見せる 好色なユーサー王が貴族のを誘惑する際に魔法で助けた見返りに、マーリンはユーサーの息子アーサーを誕生時に渡すよう王に求める。エミール・ヨハン・ラウファーが描いたこの油絵では、マーリンが馬の上でアーサーを抱いている。(FINE ART/ALBUM) 魔法の力をもち、時には長い白ひげをたくわえた賢い老人は、魔法使いの典型的な姿だ。このような神秘的な男性は、シェイクスピアの『テンペスト』から『オズの魔法使い』『指輪物語』、そして『ハリー・ポッター』シリーズまで、多くの文学作品に登場する。 しかし、なぜこういう姿が定番になったのだろうか? それは、アーサー王伝説の中心人物であり、最も魅力的な人物の一人「マーリン」のせいだ。中世文学に初めて登場して以来、マーリンは何世紀にもわたって進化し続け、ウェールズの詩人から変幻自在の魔法使いへと変貌を遂げたのだ。 森に逃げ込んだ詩人

    アーサー王の師「マーリン」はもとは詩人だった、なぜ魔術師に?
  • ワインに使われる添加物とは、粘土・卵白・チョウザメの浮袋も

    ジョージア人のワイン製造者の先祖の名前が刻まれたカップでグラスに注がれるワイン。世界で最初のワインのいくつかは、紀元前6000年頃にこの地域で造られた。ワインの添加物は、数千年にわたるワインの発展を経て一般的になった。(PHOTOGRAPH BY BRIAN FINKE/GETTY IMAGES) ワイン造りの歴史は、人類が狩猟採集社会から農耕社会への移行期にあった約8000年前までさかのぼる。エジプトに最初のピラミッドが建てられるより3000年、ローマ建国より5000年も前からワインは造られていたのだ。(参考記事:「新石器時代のワイン、世界最古の残留物を発見」) 30年にわたってワインの歴史を研究してきたワイン教育者のウェス・ヘイゲン氏によれば、最も初期のワインは、単にブドウをつぶし、ブドウの皮に付着する環境固有の酵母で発酵させたものだった。こうしたワインは、酢のような風味になるのを避け

    ワインに使われる添加物とは、粘土・卵白・チョウザメの浮袋も
    kanflu
    kanflu 2023/09/22
    粘土、卵白、チョウザメは清澄剤で、沈澱して取り除かれワインには残らないので、添加物とは言わない。
  • 知る人ぞ知るカリフォルニアのワイン産地「まるでかつてのナパ」

    スースンバレーは、北カリフォルニアのワイン生産地では知名度は高くないが、気候のおかげでワイン醸造家にとって理想的なブドウができる。(PHOTOGRAPH BY O. TENENBAUM, GETTY IMAGES) 金色に輝くブドウ畑が、オークの木が茂る丘へと続く。ここは、米国サンフランシスコから車で45分ほどのところにあるカリフォルニアワインの生産地。家族経営のブドウ園では、打ち解けた雰囲気でワインを試飲でき、価格も手頃なものが多い。 ただし、ここは有名産地のナパやソノマではない。牧歌的なスースンバレーだ。長さ約13キロ、幅約5キロの帯状に広がるブドウ園や小規模な農場は、ナパバレーの50年前の姿を見ているようだ。 カリフォルニア州の大規模なワイン生産地と比べて、「ここではもっとリラックスした経験をしてもらえます」と話すロン・ランザ氏は、スースンで最も古いワイン醸造所、ウッドゥン・バレー・

    知る人ぞ知るカリフォルニアのワイン産地「まるでかつてのナパ」
    kanflu
    kanflu 2023/02/09
    Suisun(一般的な発音は「セスーン」または「サスーン」のほうが近そう)
  • 世界最大級のハエの新種、2種を同時に発見

    世界最大のハエGauromydas heros。最も大きなもので体長7センチにも及ぶ。しかし、最新の研究によれば、新たに発見された2つの種がライバルとして名乗りを上げる可能性がある。(PHOTOGRAPH BY ANDRE ALVES) 地球最大のハエに挑戦者が現れた。古い博物館の棚でほこりをかぶっていた2つの種だ。 体は指の長さくらいあり、羽を広げた幅は手首から指先まで及ぶ。世界記録を保持するムシヒキアブモドキ科のGauromydas heros(G. heros)に見劣りしないほど巨大だ。 ブラジル、フランス、コスタリカの博物館に眠っていた14の標から G. mateus、G. papaveroiという2つの種が発見された。標は古いもので1930年代までさかのぼる。 研究を率いたブラジル、サンパウロ大学動物学博物館のジュリア・カラウ氏によれば、知られている限り、2つの新種の手掛かり

    世界最大級のハエの新種、2種を同時に発見
    kanflu
    kanflu 2015/12/16
    一見Gみたいだけどよく見ると綺麗だと思う。/1930、40年代の標本ちゃんと残していて偉い。
  • 系統学で見る「赤ずきん」のルーツ

    民話「赤ずきん」は、さまざまなバージョンが世界中で語られている。最新研究では「赤ずきん」と、もう1つの似た物語「狼と七匹の子山羊」がどこで生まれ、どのように進化していったかが定量分析によって追跡された。 Map by Matthew Twombly, NG staff. Source: Tehrani, J. J. PLOS ONE 2013;8(11):E78871 これは世界中で語られてきた物語だ。「赤ずきん」が祖母の家を訪ねると、祖母をべたオオカミが、祖母の服を着て、赤ずきんのこともべようと待ち構えていた。その後の展開は、話のバージョンによって異なる。 赤ずきんはべられたのか? 通りがかった狩人がオオカミの腹を割いて赤ずきんを助け出したのか? 赤ずきんがオオカミをだまして外へ出るのか? イランの一部地域では、幼い女の子が一人で出歩いたりしないという理由から、危険な目に遭うのは男

    系統学で見る「赤ずきん」のルーツ
    kanflu
    kanflu 2015/09/04
    最近 PLOS ONE 由来のネタ記事多いな…
  • 5億年前の奇妙な新種化石を発見、全身トゲだらけ

    非常に保存状態のよい、カンブリア紀の生物「コリンズ・モンスター」の化石。後肢の爪で体を固定し、羽のような前肢で海中の栄養素をろ過していたと考えられる。(Photograph by Jie Yang) 多様な姿をしていることで知られるカンブリア紀(およそ5億年前)の生物に、さらに奇妙な仲間が加わった。 背中じゅうが棘(とげ)だらけで、頭部にはアンテナのような2つの突起、それに羽のような6対の前肢と、先が細く尖って爪のついた棘のある9対の後肢をもっている。この新種は、1980年代によく似た未記載種(通称コリンズ・モンスター)を発見しているデズモンド・コリンズ氏にちなんでCollinsium ciliosumと名付けられ、学術誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」に発表された。 今回発表されたコリンズ・モンスターの体長は5~15センチ

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    kanflu
    kanflu 2015/07/02
    “一つの芸当しかできないポニー”
  • 10億匹の青いクラゲが大量死、米国西海岸で

    クラゲの一種カツオノカンムリは、いつもは外洋の海表面を浮遊し、触手状の刺胞を使って微小生物を捕する。多くのクラゲ同様、無性生殖で繁殖するポリプ型と、有性生殖を行うクラゲ型の2通りの形態がある。(Photograph by Tiffany Boothe, Seaside Aquarium) クラゲの仲間で、「紫の水夫」「風まかせの船乗り」と呼ばれるカツオノカンムリ(学名:Velella Velella)が、米国西海岸の砂浜に大量に打ち上げられた。青や紫色のしぼんだ風船のように重なり合って、じゅうたんのように砂浜を埋め尽くしている。 カリフォルニア州中央部にあるモントレー・ペニンシュラ大学の海洋生物学者ケビン・ラスコフ氏に話を聞くと、4~6週間ほど前からオレゴン州とワシントン州の海岸に現れはじめ、次第にカリフォルニア州でも見られるようになったそうだ。 カツオノカンムリは、三角形の硬い“帆”を

    10億匹の青いクラゲが大量死、米国西海岸で
    kanflu
    kanflu 2015/04/23
    カツオノエボシとはまた違う種なんだね。カツオも大変だな
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