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ブックマーク / lessor.hatenablog.com (10)

  • 「障害者」のリアリティをもって抗いたい - 泣きやむまで 泣くといい

    相模原の入所施設で凄惨な事件が起きた。障害者支援をしてきた者(かつ事業所の経営者)として、考えさせられることが多すぎて、2日のあいだ(職場の中でさえも)コメントできずにいた。 今回、亡くなられた方たちは性別と年齢のみが報じられている。このことについて、朝日新聞のヨーロッパ特派員によるツイートが強く批判されているのを見て、自分たちにとっての課題を少し記しておきたい、と思った*1。 神奈川県警「現場が障害者の入所する施設で、氏名の非公表を求める遺族からの強い要望があった」→匿名発表だと、被害者の人となりや人生を関係者に取材して事件の重さを伝えようという記者の試みが難しくなります。 https://twitter.com/shiho_watanabe/status/758178708859527168 これまで犯罪被害者の遺族に対する執拗な取材が、悲しみに暮れる人々に追い討ちをかけたり、誰のため

    「障害者」のリアリティをもって抗いたい - 泣きやむまで 泣くといい
    kangiren
    kangiren 2016/07/28
  • 「フリーター予備校」でのモチベーション - 泣きやむまで 泣くといい

    この時期だからなのか、大学生のことを書いたものが人気記事になることが多い。大学生にアルファベットの書き方を教えようとするシラバスは少なからず人々に衝撃を与えた。いったい大学とは何をするところなのかという根が問われたりもしている。 自分は臨時の非常勤講師として、1年だけゼミと卒論を受け持つ、という珍しい経験をしたわけだが、その大学の偏差値と例のアルファベット大学の偏差値を某予備校サイトで調べたところ、たった2しか違わなかった。ゼミ生にアルファベットを書いてもらおうとしたことはないが、もしかしたら書けない学生がいたのかもしれない。しかし、アルファベットが書けなくてもそんなに指導は困らない。意味のわかる日語が書けない学生はいたし、その卒論指導でいったいどこから手をつけたらいいのか途方にくれたこともあった。だからといって、その学生と話し言葉でのコミュニケーションが全く成立しないわけではない。む

    「フリーター予備校」でのモチベーション - 泣きやむまで 泣くといい
    kangiren
    kangiren 2015/01/11
    フリーターでも生きてける社会という改はなしですか
  • 衆院選マニフェスト比較2014(障害者分野) - 泣きやむまで 泣くといい

    当ブログで選挙時恒例になっている「障害者分野限定」マニフェスト比較。なんとなくやらなければいけない責任を感じて、今回もまとめてみました。もちろん景気だって、安全保障だって障害者とは関連するわけで、「障害」という言葉が使われているところを抜き出した範囲での比較であることをご了承ください。 政党間での比較以上に「過去のマニフェスト」との比較をすると、「いま」障害者が置かれている状況がよく感じられる内容になっていると思います(ついでに言うと、各政党の盛衰も)。なお、過去のマニフェスト比較は以下を参照してください。 参院選2013 衆院選2012 参院選2010 では、解散前の議席数の順番に。少しだけコメントをつけておきます。 自民党 http://jimin.ncss.nifty.com/2014/political_promise/sen_shu47_important.pdf <出産・子育て

    衆院選マニフェスト比較2014(障害者分野) - 泣きやむまで 泣くといい
  • 生きづらさを「程度の問題」として捉えること - 泣きやむまで 泣くといい

    別のについて何か書こうと思っていたのだけれど、さっき風呂の中で一気に読んだコミックエッセイに考えさせられたので、そちらを。良いマンガだった。 今日もかるく絶望しています。 落ち込みがちガールの日常コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミックエッセイ) 作者: 伊東素晴出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2014/01/17メディア: 単行この商品を含むブログ (5件) を見る 書店で表紙や帯などを目にした限り、ああ社会の中で生きていくのが苦手なタイプの人の話なのだろう、と思ったのだ。個人的に心をつかまれたのは帯に描かれた「疑心暗鬼がデフォルトです」というコマだった。「この人どうしてこんなに楽しそうに喋ってくれてるんだろう……内心私と話しててもつまんないって思ってたらどうしよう」。 「相手から自分はどう思われているか」について深く考えすぎる。それも悪

    生きづらさを「程度の問題」として捉えること - 泣きやむまで 泣くといい
  • 「こんな迷惑をかけられた」からの差別は手強い - 泣きやむまで 泣くといい

    グループホーム開設反対運動の件は、一日待ったら追加取材の記事がNHKから出てきた上に、自分がブログで紹介しようと思っていた調査を行なった研究者までその記事中に登場。なんというタイミング。 相次ぐ障害者ホーム反対の背景は http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_0127.html 調査結果については、twitterで少し紹介したが、量的調査が難しい領域だとも思う。どのように変数を設定すれば、コンフリクトが生じやすい「地域」像を浮かび上がらせられるのか。「新興住宅地」で多い、というのは何となくわかるが、個々の懸念や不安が大きな運動へと変わっていくダイナミズムを説明するものにはなっていない。「世代」もどのぐらい影響しているのか。良質な事例研究をたくさん読みたいとも思う。 解決策が「仲介者」に求められるのは事後対応として仕方ない。一方で、この種の話題

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  • 「親学」「人間力」、そして次に来たのは… - 泣きやむまで 泣くといい

    かねてから「親学」で、最近は「人間力」でも話題の文部科学大臣であるが、大きく報道されないところでも、ずいぶんと迷惑で「今さら」感あふれる話題を提供している。「人間力」の話よりも具体的な話で、個人的にはとても不安が大きい。「子ども・子育て支援」関係者も、以下で紹介するような動きには危機感をもったほうがよいのではないか(その「内容」以上に「手法」に対して)。前回の更新でも触れたのだが、中途半端な記事になったので、もう一度書きたい。 「子ども」は「子供」になったんだ https://twitter.com/h_okumura/status/359886223088689152 記事の全文をちゃんと読みたい人はこちらをどうぞ↓ http://blog.goo.ne.jp/11kitano22/e/9e49307281f3a54983771cdbd7aa54a6 要するに、文部科学省が公用文中でこれ

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  • 有名だけれど有名でない偉人について - 泣きやむまで 泣くといい

    さる1月29日に亡くなられた廣瀬明彦さんは、知的障害者支援の世界ではよく知られた人であった、と思う。他の障害分野や福祉全般の中ではどうかわからないが、特に知的障害者の地域生活支援と呼ばれる世界では全国的によく知られていたはずだ。 それでも、世間の人たちはほとんどその名を知らないだろう。目立つことが好きな方でもなかったし、講演などは引き受けても、マスメディアなどに出演されることはなかった。ここに一度だけ、彼のことを書かせてほしい。 自分が彼と出会ったのは学生の頃であった。たぶん彼は当時40代半ばぐらいで、すでに業界のトップランナーのひとりだった。学生ボランティアグループの長に過ぎなかった自分にも深々と頭を下げて敬語で挨拶される方で、これほど腰の低いトップがいるのだろうかと思ったものである。 高校在学中、1年間休学して障害児入所施設で用務員として住み込みで勤務した彼は、週に1度の休日、外出時に

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  • NHKがこんな煽りタイトルはいただけない - 泣きやむまで 泣くといい

    これは早めに注意を促しておかないと危うい。今週の水曜の「クローズアップ現代」である。 放送予定 NHK クローズアップ現代 http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index.html 当初のタイトルは「増える、向精神薬を飲む子どもたち」だった。NHKによるこのタイトル発表に対して、twitter上で服薬している子どもや家族が動揺しないような番組の内容であることを期待する声があげられた。 ところが、番組サイトを見ていただくとわかる通り、その後になってタイトルが変更されて「子どもに広がる向精神薬の被害」になった。完全に悪い方に変えられている(※その後、また変更された。記事末尾の追記を参照)。 挑発か。話題づくりか。番組内容を忠実に表そうとした結果か。番組のサイトを見ると、内容的にはたしかに「被害」を強調したもののようだ。石川憲彦氏が出演されるようだが、過去の発言

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  • いつか来る選挙に備えて「親学」の人たちリスト - 泣きやむまで 泣くといい

    またもや「親学推進議連」の議員が先日の騒動から何も学習する気はないぞ宣言をしておられる(より正確に言えば「親の育て方が悪いというよりも、伝統的な子育てを知らないのが問題だ」と)。 この人をはじめ「議連」の人たちは、もう何を言っても聞く耳ないのかもしれない、という気がするので、いつか来る選挙に備えて、こつこつと「親学推進議連」リストづくりをはじめていこうと思う。ひとまずはwikipediaに出ているものに、所属政党や選挙区などを加えてみた。「設立総会」には議員人49名、代理32名が出席したらしいので、これだけだと人数も全然足らない。順次、情報は追加していきたいし、誤りがあれば修正していきたい。地方議員は多すぎるので(それもまた深刻な問題だけれど)、ひとまず国会議員(現職、立候補予定者含む)だけ。 会長 安倍晋三(自民、衆議院、山口4区) 会長代行 高木義明(民主、衆議院、長崎1区) 副会長

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  • 「障害」が笑われているのか? - 泣きやむまで 泣くといい

    ネット上で放映の前後から話題になっているが、視聴率的には0.6%だったらしい例の番組。 笑っていいかも!? http://www.nhk.or.jp/kira/post/info_101204.html 番組内容の紹介記事もなんだか大人気である。 タブーを笑え! 笑う障害者たち http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/ 自分は特に見ようと予定していたわけではないのだが、たまたまチャンネルを合わせて、そのままほとんど全部見た。 脳性マヒブラザーズは以前から知っていて、ツッコミのタイミングもいいし、やっぱり頭ひとつ抜け出ているな、と思った(以前に見たのもこのネタだったので、もっとネタは増やしてほしいが)。あとは2時間の中でそんなに笑うところなかった。NHKがバラエティ的な編集に慣れていないのもあると思う。民放が演出・編集したら、もっと面白く見せられたかもしれない。あと、

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