このコレクションで集めている「乗越」は,峠地形の「乗越」です。つまり,「○○乗越」と呼ばれるものを集めています。(「乗越峠」だと「峠」の範疇になりそうなので,別の表にわけました。) ちなみに「乗越」とは,世界山岳百科事典(1971 山と溪谷社)によれば,以下のように説明されています。 【「のっこし(古語)」 尾根を一方から他方に乗り越す所を言う。峠と同じようであるが,道の有無は二義的なもので,行けば越せるというような程度の所にもこの名がある。穂高の飛騨乗越など一例。通例山嶺中の鞍部を言う。越した向こう側の国村名を冠して呼ぶのが普通。乗越は丹沢ではオッコシ,ブッコシ。岩菅山でノッキリ,ノリコシ。】 ・・・その割には「国名」を記した乗越が「飛騨乗越」だけとは,妙に少ないですね。それに岩菅山にノッキリは一つしか見つからないし,丹沢ではオッコシ・ブッコシが見つかりません。もう「消えてしまった」ので