コレクションの楽しみの多少は、大人げなく見せびらかすことで出来ているというわけで、枕流亭亭主所蔵の中国史系図録のお蔵出しです。図録というのは一般書店にあまり置かれていませんし、博物館・美術館のミュージアム・ショップやら古書店やらを足で稼いで巡らないと、わりと集まらないものです。こうして並べてみると、中の人の意に反して、案外大したことがないと思われるのではないかという懸念が少々。なるべく魅力を感じていただけるよう努力したつもりですが…、さて。 1.『中国戦国時代の雄・中山王国文物展』 1981年に東京国立博物館でおこなわれた企画展の図録です。戦国七雄は知られていても、中山国となるとガクっと知名度が下がるのですが、当時は中山王墓が出土してわずか7年ばかりで日本にやって来たようです。沖縄の中山国と混同されないよう、お題に苦労がしのばれます。カラー半分、モノクロ半分ですが、青銅器や漆塗り文物の精美
倉庫内には引き取ったばかりの未整理分の書籍もあふれる。積み上げられた段ボール箱は寄贈書籍の引取時で再利用し経費を切り詰めた運営をしている=大阪市東淀川区で2012年6月12日、宮間俊樹撮影 ◇大部分は貸し倉庫で“待機” アジア関連の書物を中心に蔵書が50万冊を超えるアジア図書館(大阪市東淀川区淡路5、会員制)。1981年の設立以来、一般市民の手で維持運営され続け、私立図書館では国内最大規模だ。【宮間俊樹】 タイの仏像や中国の京劇面などが飾られ異国情緒が漂う館内には約5万冊が並ぶ。しかしこれはほんの一部で、蔵書の大部分は近くの貸し倉庫で出番を待っている。坂口勝春事務局長(69)は「全てを本棚に並べて、手に取って読んでもらえるように早くしないといけない」と、より本格的な図書館建設を目指し寄付金を募るなど奔走してきた。 長年培ったネットワークから数万冊単位の寄贈もあり、書籍の引き取りや整理分類に
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