JR山手線目白駅(東京都豊島区)の全盲男性(42)の転落死亡事故を受け、JR東日本は二十八日、同駅ホームの点字ブロックを最新のものに取り換えることを決めた。現在のブロックは十年以上前の設置で、二〇〇七年に国土交通省が改定したバリアフリーガイドラインに沿っていない。事故後、視覚障害者団体・手をつなごう全ての視覚障害者全国集会が改善を求めていた。 JR東日本によると、目白駅のホーム両端にある警告用の点字ブロックは一九九五〜二〇〇〇年度、当時のガイドラインに沿って設置。一辺三十センチの正方形で、点状の突起物が三十六個ある。このタイプは、平らに感じることが多く、障害者からは「分かりにくい」と不評だった。 取り換える点字ブロックは一辺が三十センチと四十センチの長方形で、点状突起物は二十五個。突起物を現在の約半分の直径十二ミリと小さくし、基盤を現在より少し上げて設置してブロックを判別しやすくする。線路