日本研究が永遠にマイナーな学問になるとしたら、こうした 善本のweb公開が遅々として進んでいない ことが大きい。 先ほど、歐陽脩の「論刪去九經正義中讖緯劄子」をwebで検索していたら 中國哲學書電子化計劃 を見つけた。ここには歐陽脩の全集である 『歐陽文忠公文集』の『四部叢刊』初編本がPDF で提供されている。便利な時代になったものですな。 『四庫全書』については、archive.orgに中国国内の地域図書館等から画像がPDFで上がっているので、割に見やすい。『四庫全書』データベースが使えない環境であれば、こうしたPDFは便利である。 15年くらい前までは 中国学研究者は院生になると善本が揃っているとされる『四部叢刊』を三編くらいまで揃える というのが一つのポイントで、初編だけでも50万円近くし、大量の書物を抱えることになるので、修士辺りでは どうやって『四部叢刊』を揃えるか が、頭の痛い