今回の虚構新聞問題についてわりと擁護の声が多いのは、なんだかんだいってネタサイトとして愛されていることが一番の理由なんだと思う。中にはアンチ橋下に対する弾圧だみたいな意見もあるけどそりゃ橋下ネタが本人の発言のいただけなさもあってネタとして採用しやすい結果としてよく目に触れるからってだけじゃないかとは思う。 そのような背景はあるにしても、やっぱり僕は今回の虚構新聞のやり方はイマイチだと思っている。 先のエントリでも挙げた「嘘を嘘と見抜けないと」というのは、「嘘」という悪意から身を守るのは自分自身の力が必要だ、ということであって、嘘が無条件で許容されるということを意味していない。受け手側にリテラシーがあれば問題ない、というのはそういう無責任発言を無条件で肯定するための逃げであり、ずるい話なんじゃないかと思ってる。 その点、例えば東スポ文脈とか週刊XX文脈とか夕刊XX文脈で書かれたものが必ずしも