東大寺も液体被害 千葉・成田山新勝寺、静岡・三嶋大社でも 2015年4月11日6時0分 スポーツ報知 奈良や京都の寺社などに油のような液体がまかれている事件で10日、新たに奈良・東大寺や千葉・成田山新勝寺、静岡・三嶋大社などでも同様の被害が確認されたことが分かった。この日までに液体がまかれる被害が確認されたのは、6府県24か所となった。 世界遺産として知られる東大寺では、国宝の大仏殿と南大門に、かんきつ類のような甘いにおいがする液体がまかれていた。大仏殿は、大仏を乗せる石製の須弥壇(しゅみだん)に、南大門は金剛力士像の足元にある岩座(いわざ)と像を守る柵の部分に、まかれた跡が見つかった。 同様のにおいは、同県桜井市の長谷寺でも確認。奈良県警によると、県内のうち7寺社のものは同じ種類の液体の可能性が高いという。同県警の文化財保安官は6日以降、チラシを寺社などに配布して警戒を呼び掛け、東大寺